片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

お下がりが好き

子供の頃からとくに着るものに頓着しなかった。 親戚のお姉さんからのおさがりはいつも歓迎していた。新しい服を買いにいくのもアレコレ迷うのも面倒くさい上に、新しい服のよそよそしさと、体が馴染むまでの違和感が嫌いだった。お下がり服はよく着こなされ…

身体のエンジンのかかり具合。

ヨガのレッスンで始めたばかりの頃はポーズの形をまねるだけで精一杯だったがレッスンに出れば出るほどよく分かることがある。それは自分の体の状態が次第に明らかになってくること。どんなに体が硬いのか、歪んでいるのか、固まって動くべきところが動かな…

藝大受験の漫画

友人のお勧めでブルーピリオドという漫画にはまってしまった。ひょんなことから藝大をめざし始めた高校生が藝大受験に打ち込んでゆくというお話。芸術系大学を目指していた人たちにはとても刺さるエピソードがよく描かれている。私もなにを隠そう40年も昔に…

風船にまつわる思い出。

子供の頃から好きなもの。 私は風船が大好きでお祭りで売っている、ガスの入ったフワフワ、ユラユラ浮いている風船が全部欲しかった。買ってもらえることは無かったけど、見ているだけで楽しかった。いつか大人になったら自分で買うのだと思っていた。 アメ…

韓国ドラマのライブ感

今や国際的に席捲している韓国ドラマ。ドラマ作りの発想が鮮烈だ。 日本のドラマは日常生活の静かでささやかな表現のリアリティーなので派手なエンタメにしてしまうとケレンミが強すぎて陳腐化するか、コメディーか、になってしまう。 韓国社会は貧富の差、…

シェリム・アップで蒲田行進曲になってしまう。

ジャングルの中にあるアンコールワット宮殿とその遺跡群は気持ちのよい場所。夏草や、つわものどもが夢の跡、松尾芭蕉先生も中らずと雖も遠からず、と仰るだろう。自然と人工物、素材は石なので融合して一体化している。美しい彫刻で縁取られた建物に苔が生…

形見の着物リメイクプロジェクトその弐

母の実家は結城紬の織元であった。結城紬は普段着でありながらたいそう高級品で、お金に糸目をつけないくらい着物の好きな方でないとなかなかどうか、という反物。現代において着物はハレの日に着るか着ないか。家内工業でもあり、難しい産業になってきた。…

韓国料理と韓国ドラマ

韓国料理が好きだ。韓国ドラマで食事のシーンが多いので、シーンごとに食べるのはどんなものか、ということも分かってきた。 出所したら、出迎えの人が持ってきたお豆腐をかじるシーン。 誕生日はワカメのスープを飲むシーン。 法事の集まりでは、ジョンとい…

周回遅れの自分メンテ。

周りの女性は綺麗になるために様々なメンテを日常的に行っていることに今更ながら気づいた。私は今までほとんど何もしていなかった。化粧っけもなければ、貴金属を身に着けるのも嫌いだ。 今ピラティスのレッスンに来るような女性はペディキュアおよびネイル…

ホーチミンの屋台をハシゴする。

海外旅行に最後に行ったのはベトナム・ホーチミン市に確か6年も前だ。 若い女の子のバイクの後ろに乗って屋台の料理を5件ぐらいハシゴするツアーが面白かった。フーディーという名前のツアーだった。ツアー参加者は10名位いて、バイクが観光客を乗せて暴走族…

住宅地のジャングル

散歩がてら近くの住宅街をあるく。ふと違和感を感じる。いつもあったはずの一軒家が更地になっている。いつの間に?古い一軒家がひとつ、ふたつ、とここ数年のうち更地になっていく。元はお屋敷という言葉にふさわしいような太い松の木が庭にあるような、敷…

美味しいお稲荷さん

お稲荷さんがたべたい。手作りのお稲荷さん。お稲荷さんはそんなにご馳走という食べ物ではないけれど、意外と手間がかかる。 油揚げの下ごしらえ、湯通しして後で袋になるようにお箸でコロコロほぐしておく。めんつゆとザラメでコックリと柔らかくひたひたに…

埋もれている過去の発掘。

70代~80代の方たちは若いころ買い物依存的な消費をして来たのではないだろうか?断捨離の番組など見ていても、本人というより私のような子供世代が親の家を片付けることになる。 3大断捨離カテゴリーは食器、洋服、写真。開かずのクロゼットや開かずの押し…

リベンジのお口直し。

お昼時、気になる駅前のスンドゥブチゲ専門のお店に入った。 お店のデザインといい店内レイアウトといいどうやらチェーン店のようだ。最近はおひとり様が取りやすい食事内容とカウンターをメインにしたテーブル配置のお店が多くなってきた。このお店もそんな…

道行く人を観察する。

街にでて人をついつい観察してしまう。この人は私より年上か、同じぐらいか?あの男性は姿勢が悪くて老けては見えるけれど、ファッションといい髪型といい、どう考えても20代だろう。歩き方がおかしいのは体が曲がっているから?あの女の子は背中が丸いけれ…

空間をつくる。

昨日ヨガのレッスンでお腹の中にスペースを作るポーズがあった。お腹の中が右と左に手足で引っ張られて伸びるような感覚であった。縮こまって窮屈にしていた自分の腸や胃袋やその他の臓器がお腹の中が引き剝がされて、伸び伸びしてグルグルグルと鳴って喜ん…

明日の決意

今日の自分は頭の回転が逆方向のようだ。何をやっても裏目にでる。慌てては事を仕損じる。慌てない慌てない一休み、一休み。の一休さんの言葉をセルフトーク。そんな日もあるさ。今日はそんな日をじっくり味わおうじゃないか。顔の筋肉を緩め、あごをたらし…

毎日の決意

両親が亡くなってから、自分の今の年齢と彼等の年齢がどんどん近付いて行くのを感じる。近づく、とは彼等が今の私の年齢であった時がさほど遠くない過去で、簡単に言えばついこの間と言ってしまってもよいような気がする。今は父と母とも対等な人間同士とし…

形見の着物リメイクプロジェクトその壱

私のWant toプロジェクト、母の形見の着物をリメイクを職人さんに作成してして頂いた。オートクチュールのシャツ 着物のリメイクは着物の柄をどう生かすか、でデザインが大きく変わってくる。今回運よく出会えた職人さんは着物リメイクに慣れていらしたので…

成熟しすぎた外食産業

私の暮らす街には、常にパンケーキのお店とラーメン屋が多い。先月ぐらい前まではマックを含めてバーガー屋が雨後の竹の子だったが、つい1年ほど前まではタピオカミルクティーの店が雨後の竹の子だった。そんなの毎日たべないっしょ、て言う店がなぜどっと出…

ホラーではない怖いマンションとは。

私の住むマンションは古い。そろそろ50年ぐらいたつのではないか?住んでいるひとも新築時から住み続けているという80代の方が過半数で、あとは相続で住んでいる人か相続して賃貸住宅として貸している人か中古を購入した人。 表面上は壁面塗装や防水工事など…

自然界ニュース。

ニュースを見るのが嫌になってきた。なぜって解決できない問題が多すぎることばかり。どのくらい世の中のことを知っておけばよいだろうか。できるだけ知っておいたほうが良いに決まっている。なるべく感情移入しないよう、ネガティブな妄想をしないよう気を…

体の使い方

自分をニュートラルにするってそう簡単にできない。どっかしらギアが入っているようだ。どこにも力の入っていない体=ニュートラルな体は楽に動かせて、疲れにくい、ということらしい。只今体の使い方を練習中。 今まで自分の体のことを意識したことなどなく…

寡黙に歩く父の話。

父は歩くのが好きだった。住まいの沿線上にある駅から、ちょっと面白い建物や地元の歴史ある遺跡などを繋いでルートを作り、ひたすら歩く。特に有名だったり話題だったりするわけでないところが大きなポイント。住宅街をかき分けて、公園を通り過ぎ、畑道か…

先輩たちの展覧会。

先日、高校時代の一学年上の先輩の展覧会に行ってきた。 都立芸術高校、もう10年ぐらい前に廃校になってしまった、幻のような、山の分校のような、高校。一学年美術科と音楽科の2クラス、クラス40名ほど、一学年80名ほど。全校で240名ほど。小さくて贅沢な高…

サミュエル・エル・ジャクソンとタランティーノ監督

好きな俳優のサミュエル・エル・ジャクソン。彼の出演した映画は沢山あるけれど、クエンティン・タランティーノの作品が一番彼のキャラが光ってる。あの黒人英語の節回しと表現、彼独特のキャラクターであの長いセリフを語るのが最高。パルプフィクション、…

裸電球の出店

お祭りの季節がやってきた。 小学生の頃、父の勤め先のすぐそばの日枝神社という赤坂にある大きな神社のお祭りや縁日に行くのが楽しみだった。 出店にたいそう特色があった。煎り豆屋は豆を大きな煎り網でふっくらとそして香ばしく煎っていた。多種類の豆を…

クララと赤ちょうちん

小学校5年生のとき仲良しになったお友達はお嬢様というか、ご両親にとっても大切にされているんだな~と感じる女の子。ハンドメイドのおやつやハンドメイドの手提げやお洋服。 ある日、父が焼き鳥やにつれて行ってやる、という。ああいつもの忠弥かと思った…

おばあちゃんの購買意欲を訴求する商品とは。

昨今のお年寄りが買いたくなるもの、売れるものは何か? 先日とげぬき地蔵尊の縁日の日、巣鴨商店街を歩きながら観察しながら考えた。 赤い下着の人気はまだ途絶えないようだ。赤い下着は習慣のようなものなのかもしれない。 赤いズロース、赤いシミーズ、赤…

おやつはいつでも楽しく美味しく目新しく。

ヒマワリの種。おいしいやつをみつけて、はまってしまった。中華味の六角スパイスの効いた風味の強い種。食べる種はものすごく小さくて、殻を割ると中身はちょこなんとしていて食べ応えがない。食べる種と殻の割合は2:8ぐらいだろうか。殻にもタップリお…