片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

クララと赤ちょうちん

小学校5年生のとき仲良しになったお友達はお嬢様というか、ご両親にとっても大切にされているんだな~と感じる女の子。ハンドメイドのおやつやハンドメイドの手提げやお洋服。

ある日、父が焼き鳥やにつれて行ってやる、という。ああいつもの忠弥かと思った。この焼き鳥というかホルモン串焼きの店で、一杯やったあとのお土産は串焼きだったのでよく知った味。父は子供連れでも飲みに行くほうだった。お友達も行きたいというので3人で、あれは16時ぐらいだったように思う。

子供はジュースと焼き鳥。父は常連なので店員は子供にも愛想はよい。お友達はキョロキョロ興味津々。美味しく5本ぐらい食べればもうおなか一杯。お友達は飲み屋にいくのも、こんなおっちゃんだらけの下町風赤ちょうちんは初めてだったらしく、えらく感激していた。そうなんだ、彼女は違う環境の人なんだ、と感慨深かった。

しばらくしてお友達のお母さまから手作りのスヌーピーの刺繍の入ったエプロンをお礼に頂いた。飲んべえの父もお友達に気の利いた招待をしてくれたものだ。

父は飲んで帰ってくると屋台にいくぞ~と言って近くの大通りの屋台でラーメンとおでんを食べに連れて行ってくれた。寒い日は熱々のバターラーメンをすすったものだ。父ちゃんいつも美味しいものばっかありがとう!

ピウプより。