片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャングルからメトロポリスへ

エナジーフリーの川の上の宿も2日目の晩。jジャングルのこの宿にも体が馴染んで、この太陽中心の時間の流れの暮らしも心地良く感じられるようになってきた。明日はここを去ると思うと寂しいけれど、またバンコクの喧騒と日常に復帰するだけのこと。この風景…

象と水かけ遊び

象と散歩をしながら川へ向かう。ゆっくりと歩く象たちと観光客はおしゃべりをしながら歩き、一緒に川へ水浴びに向かう。途中、象の好物のおやつの葉っぱを皆で山のように刈り取ってピックアップトラックに積んで川のほうにもっていく。象は水浴びが得意だ。…

エレファント・ワールド 象保護センター

川の上の宿から象の保護区へ向かう。象は大好きな動物だけれど、動物園で遠巻きに見るぐらいの接近度。触れ合うなんていうことは日本では飼育係にしかできないことだ。保護区の敷地内に入ると象がポツリポツリと見えてきてドキドキしてくる。保護区は広く象…

川の上での朝食

鳥の声で目が覚める。とても近くに鳥が来たようだ。朝6時、まだ暗い。暗さに慣れてほんの薄明りでも何かが見えてくる、視覚というよりか別の感覚も鋭くなっているのだろう。床板の隙間から川面が見えてくる。昨日の夜は暑く寝苦しかったのだけれど朝は肌寒く…

エナジーフリーの宿で働く人たち

川べりに浮いた筏の宿の吹き抜け廊下にハンモックがいくつもぶら下がっている。夕食までの時間をハンモックに揺られながら川の流れる音を聞き続ける。筏の部屋が並列に50部屋ぐらい数珠繋ぎになっている。廊下のテーブルにあるオイルランプを一つ一つ丁寧に…

エナジーフリーの宿

ジャングルといっても鬱蒼とした影の深いジャングルではなく、日差しがまんべんなく入ってくるような低木の明るいジャングルの中の川沿いに船着き場がいくつかある。クワエ川は流れが速そうに見えるけれど激流になるほどの障害物もなく平たい流れの川だ。ボ…

食わず嫌い

バンコクを離れて郊外に出ると高層のビルのある地方都市というものがない。バンコクの郊外になってしまえば交通手段は車中心になってくる。バンコクから小一時間で畑のが広がったり工場用地のようだったり、ポツリポツリ住居が点在したり、建物は密集してい…

連合軍捕虜収容所にて

カンチャナブリというミャンマー国境に近い地区へバンコクから車で移動する。クワエ川という河からボートで上流のジャングルにある川沿いの宿に行くのが目的。カンチャナブリで一旦下車して観光と昼食を取る。 カンチャナブリは第2次世界大戦の遺構と慰霊の…

バンコク朝のスケッチ

バンコクは朝から熱い。昨日夜散歩した賑やかな歓楽街に朝早く起きて行ってみた。あのドンチャン騒ぎは嘘のように静まって肉体の門は閉まっていた。打って変わって食べ物屋さんの屋台がズラリと並び、人が群がっていた。おかずとご飯をせっせと詰めたものを…

果物天国の国

スワンナプーム空港から外に出て東南アジアの空気に包まれる。湿度が高く、熟した果物の匂いのような空気。ねっとりと暑い。日本はまだ肌寒かったのでこの気候落差は堪える。ホテルに着いたら即着替えて、早速買い物に出る。夕方日が落ちてもバンコクは熱気…

機内食のコンセプト

7年ぶりに海外旅行に出る。羽田空港出発ロビーは出国手続きで満員だ。 搭乗手続きは自動チェックインと自動荷物カウンターで済ませる。出国ゲートも自動でパスポートと搭乗券のスキャン。保安検査でのセキュリティーチェックでやっと人が対応する。出国審査…

ヨガのレッスンノート

ヨガのレッスンが楽しすぎて、ついつい無我夢中の力みが入ってしまう。心からやりたい事なのは大変喜ばしいことなのだけれど、ガムシャラな力みは無い方が楽に動くし、疲れないらしい。そこが今の課題設定。力を入れる所に力が入り、力を入れなくても良い所…

愛着のある空間に包まれて

テレビ東京の家ついて行ってイイですか?という番組が好きでよく観ている。自分の部屋を見せて、自分の経歴を話してくれる人を見つけるのはディレクターも大変な苦労をされていると想像する。引き受けてくれそうなノリのよい人を期待して、そんな人たちが集…

あなたに会えた夢

昨日あなたの夢を見た。ずっと会いたかったあなたに久しぶりに会うことができたので嬉しくて夢の中では手を握り締めて離さなかった。 起きた後も会えた嬉しさの余韻に浸って、しばらく放心状態でコーヒーを啜っていた。 どこか外国のホテルロビーで、ひょっ…

三歳児に学ぶ

誰でもがワクワクしていたいと思う。一日のなかで必ずワクワク事案を入れ込んで置かねばならぬ。それが三歳児として今出直している私の現在の課題設定である。ヨガのレッスンで開口一番、今日の調子はいかが?と聞かれれば、絶好調です!の一言。自分に言い…

ウイリアムズ・バーグ

ニューヨーク、ブルックリンのウイリアムズ・バーグ・ブリッジを背景にワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカという映画が始まる。この地域に住んだことのあるひとなら、この橋のブルックリン側からの一景は、東京に住む人が東京タワーを目の前に見る…

渋谷の変貌地帯

この2年渋谷を経由して行く目的地が多い。渋谷を経由する交通網はタコ足状態。バス乗り場も選択支が多い。便利ではあるけれど使いこなすのに行き当たりばったりでは乗り換えも右往左往してしまう。 センター街を中心にした西口のビル群はここ数年の渋谷駅都…

会社内のアンタッチャブル

10年、20年前というのがついこの間のように感じる浦島太郎化が進んでいる。それは私だけではなさそうだ。高齢化著しい昨今の日本、数多の浦島太郎が存在している。世の中のルールも習慣もどんどん進化して、井の中の蛙になってしまうと、あっという間に時代…

ソングス・イン・ア・メロー・ムード

ジャズに詳しい訳でもなく、偶然流れたメロディーと歌手に惚れてしまってエラ・フィッツジェラルドにはまってしまった。昔々のアルバム、ピアノ伴奏とエラの歌声だけ。エラの圧倒的な声量と歌唱力はジャズシンガーとして殿堂の女王さまなのだけれど、ただそ…

お絵描き少女

お絵描き上手な小学生だった私。休み時間、みんなが紙をもって集まってきた。人気漫画のまねをしてバレリーナの絵とかバレーボールの選手の絵とかを描くとすごく喜んでくれたのが嬉しくて描きまくったものだ。 幼稚園ぐらいのときはディズニーのバンビを上手…

少量多品種の朝ごはん

この一年、毎日の朝食定番メニューはスムージーにしている。甘酒、バナナ半分、キウイあるいはグレープフルーツ、小松菜、ゴマ、クルミ、きな粉、コラーゲン、豆乳、アーモンドミルクをミキサーでブレンドする。その食材はいつも常備している。消化も良いの…

赤ちゃんの記憶

子供の頃から子守をするのが好きだった。特に小学生ぐらいの頃は近くに赤ちゃんがいっぱい生まれていたので、ご近所の若いお母さん達に私は信頼感のおける助っ人小学生として頻繫に近所の赤ちゃんや幼児とお散歩したりしたものだ。赤ちゃんも何かアウトプッ…

アンソニー・ホプキンズさんの映画

アンソニー・ホプキンズ主演の映画は好きなものが多い。何度も繰り返しみてしまうMYランキング、ナンバーンバー3はマジック。腹話術の人形がだんだん自立して、主人公の人格が分裂していくという様相がまるで落語のような職人的話術。シンプルな物語と登場人…

歯磨きに精進する

他人から褒めてもらうのは嬉しい。日本人の大人は謙遜の悪癖でついつい褒めて頂いたことを否定しがちだが、こんな時は3歳児の気持ちで喜びを露わにしたい。 歯のお掃除と歯科検診に行ってお医者さんに誉められた。人間の歯は28本あと4本親知らずがあれば32本…

千のナイフ

坂本龍一さんの千のナイフというアルバムを持っていた。高校生の頃何度あのレコードに針を落としただろう。シンセサイザーというコンピューターによる合成音の楽曲が出て、冨田勲さんとか喜多郎さんとかシンセサイザーって理工系の音楽のイメージを感じた。…

群衆の恐怖

久しぶりのピカピカの晴日で街は人がごった返していた。家族全員でお買い物に繰り出している。おじいさん、おばあさん、お孫さん、赤ちゃん、お母さん、お父さんグループ。皆さん何か美味しいものはないか、珍しいものはないか、手軽に消費できるものはない…

古式床しいイギリス

日の名残りというもう30年近く前の映画を観た。この映画は何度見ても味わうことのできる好きな映画。ジェームス・アイヴォリー監督は古式ゆかしいイギリスの情景や人物像を描くのに優れている。一度もイギリスに行ったことはないけれど彼の映画を見るとイギ…

生き続ける商店街

今私の血族で叔父さんと呼べるひとは一人、そして伯母さんと呼べる人は一人になった。両親各々、兄弟姉妹は5人~6人づつで、私の両親は二人とも末っ子なので順番では先に逝く人のほうが多い。兄弟姉妹で最後に残った叔父と伯母。昨日は伯母の家へ行った。彼女…

500年前のリネンのブラウス

プラスティック、現代人の消費癖が作り出してしまった問題だろう。供給する側である企業がストローを止めるとかレジ袋の有料化とかに励むだけで追いつかないのではなかろうか。旅で知り合ったドイツ人の女性はプラスティックが大嫌い。神経質なほどプラステ…

エナジーフリーの旅

タイ旅行の計画がすこしづつ、形がついてきた。旅の目的はエナジーフリーの旅。これは現地のコーディネーターさんがつけたタイトル。その通り私の希望はエナジーフリーの川沿いのお宿で過ごしたいというのが希望であったので。観光地というよりもエコツーリ…