片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

アーティスト 画家

NYの写真家 ソウル・ライター

渋谷に寄ったついでにソウル・ライターという人の写真展を観ることにした。 50年代~70年代のNYの写真やファッション誌のグラビアを撮っていたフォトグラファー。 マンハッタンのミッドタウンの写真が多く誰もが知っている、見慣れた場所が多いように見える…

本物を本物の場所で

美術を学ぶのに歴史的な作品、時代ごとの象徴的な巨匠の大作を目の前で見ることは一番栄養になる。 日本で国際的な作品を見ようとしても、巨匠の小作品であったり、レプリカであったり、偉大な画家のもしかしたら弟子がその巨匠の工房で描いたような作品に触…

デイヴィット・ホックニー回顧展を観に

デイヴィット・ホックニーの回顧展がが東京都現代美術館で開催されている。 清澄白河の近代美術館に行くのも何十年ぶり?なので駅からの距離感を忘れてしまっていた。 駅から歩いてこんなに距離があったろうか。。グーグルナビで歩けど歩けど住宅街を抜けな…

日記のような絵画

アンドリュー・ワイエスは自身の生まれ住む土地から離れず、身近な風景を描き続け、身近な人たちをモデルにして、同じ人物を描きつづけていた。 絵の印象はとても静かで、でも風は吹いている。広がりのある自然と空間の中に人物が遠くを見つめている。静物画…

ルパン三世のようなアーティスト

バンクシーのゲリラ的パフォーマンスはまるで漫画のルパン三世のごとく。最高峰美術館でレオナルドダヴィンチの作品を贋作とすり替えるみたいな技。何故そんなことが実行できたのだろうか? NYの近代美術館MOMAやメトロポリタン美術館、大英博物館などに忍び…

痛快な芸術家

バンクシーという画家のドキュメンタリー映画を観た。私がバンクシーを知ったのは確か世界一眺めの悪いホテル(パレスチナ・ベツレヘム)を作って話題になったころ。それまでは断片的に落書きアーティストでそんな人いたな~ぐらいの印象であった。 この映画…

アンソニー・ホプキンズさんの映画

アンソニー・ホプキンズ主演の映画は好きなものが多い。何度も繰り返しみてしまうMYランキング、ナンバーンバー3はマジック。腹話術の人形がだんだん自立して、主人公の人格が分裂していくという様相がまるで落語のような職人的話術。シンプルな物語と登場人…

千のナイフ

坂本龍一さんの千のナイフというアルバムを持っていた。高校生の頃何度あのレコードに針を落としただろう。シンセサイザーというコンピューターによる合成音の楽曲が出て、冨田勲さんとか喜多郎さんとかシンセサイザーって理工系の音楽のイメージを感じた。…

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム

デヴィット・ボウイのドキュメンタリー映画を観た。彼の映像とインタヴューを時系列につなぎ、パフォーマンス人生を追っていくことができた。ライブ映像、映画や舞台の映像など彼のようなビジュアルアーティストは数多くの映像記録に恵まれている。もう彼が…

ポール・セザンヌへの道

芸術高校時代の恩師、特に美術科の美術教諭達は個性が溢れすぎて、ぶつかり合ってしまうような先生方が何人も居らした。あの頃は学校の予算がたっぷりあったので、生徒10人の油彩科には2人から4人の美術教員が就いた。この学校は美術大学への進学校でも…

大道芸美術館

大道芸美術館という美術館に行ってみた。一軒家を改造して作った私設美術館の規模。内容は熱海にあった秘宝館というコレクションを受け継いで作った場末のスナックのお店を再現したような不思議な空間。実際展示フロア内に大きなバーのフロアが占められてお…

画家と太陽

昨日の寝付きは良くなかった。いつもなら疲れ切って体の方が先に眠ってしまって脳は体に引っ張られるように眠るのに。脳が元気すぎると寝付きが悪い。昨日は天気も曇っていたので太陽の光を浴びてセロトニン摂取に乏しかった。太陽の時間が少ない冬の曇り日…

美術作品の領域

人間には恐怖心という本能があり、慣れない場所・初めての場所では微細な緊張感をもってしまう。そんな直観的な本能を強烈に刺激するような美術作品を見たのは、初めての体験でもあり、現代のタイミングで評価されるべき芸術作品だったのだろう。アンセルム…

モリタクB宝館へ行く

経済アナリストの森永卓郎さんが個人で作った博物館、モリタクB宝館へ行ってきた。毎月第1土曜のみの開館で月に1回の開館。このコレクションはノベルティグッズ、お菓子のオマケや昭和のキャラクターグッズがメインで、細かく小さな玩具が棚にビッシリと並…

合田佐和子展

昔々桜貝の落ちている海岸の近くに友達が住んでいて沢山の桜貝を収穫した。少女らしい宝探し。女性にはそんな宝探しのココロを持っていると思う。貝殻だけでなく波が洗って丸くなったガラスやら流木やら。綺麗なリボンや包み紙は取っておいたりしたものだ。 …

体の使い方

自分をニュートラルにするってそう簡単にできない。どっかしらギアが入っているようだ。どこにも力の入っていない体=ニュートラルな体は楽に動かせて、疲れにくい、ということらしい。只今体の使い方を練習中。 今まで自分の体のことを意識したことなどなく…

バーミエ、貴重な絵の具ラピスラズリを惜しげもなく。

有名な画家の名前の発音が、アメリカでは想像もつかないほど違うことがあるので、画家の名前も覚えなおさなければならなかった。 バンゴーは、ゴッホ マイケルアンジェロは、ミケランジェロ そしてバーミエ、一体誰?これは大人気の画家フェルメール。 真珠…

ノーマンロックウェル美術館

ノーマンロックウェル、アメリカのイラストレーター。 ノーマンロックウェルの記念館的な美術館がマサチューセッツ州にある。 ボストン交響楽団、小澤征爾さんのホールのあるタングルウッドの近くである。 小さな短いメインストリートにこじんまりとした古い…

盗作画家に会った日。

むかし、盗作画家の展覧会に行ってきた。 もちろんその時は盗作された作品とは気づかずに。 その画家は権威もあり、知名度もあり、作品も高い価値を持っていた。 私はその画家の経歴や作品評価は知らず、友人に誘われていったのだか、 たまたまその画家が展…

オキーフの後ろ姿

ニューメキシコの青く雲のない大きな空とドライな空気で 心がどんどん軽くなってゆく。 ある日ジョージア・オキーフの終の棲家、牧場あとのゴーストランチへ行った。 オキーフの後ろ姿 オキーフの巨大な作品はあの乾いた明るい透明で清潔な空気へ鑑賞者を包…

美しく高貴で強く才能のある画家

画家が存命中その作品が評価され、画家自身ももてはやされるのは 魅了させてしまう、何かマグネティズムのようなものを持った人物 なのだろう。 タマラ・ド・レンピッカ 名前もエキゾチックでドラマティックな人生を画家としても女性として、 華々しく社交会…

ルノアールと喫茶店とカレンダー

オーギュスト・ルノアール 私とルノアールの出会いは 城南信用金庫のカレンダーだったような気がする。 多分1970~80年代あたり、日本の銀行は年始にカレンダーを 配るのが慣習だった。 その定番中の定番がルノアールの青いリボンを付けた少女の 肖像画。 毎…

驚くべきショウウィンドウのディスプレイ

昔ニューヨークで暮らしていた時、ある日はアベニューに沿いに歩いたり とある日はブロードウェイ沿いに歩いたり、ストリート沿いに歩いたり するのが好きで、時間があれば歩いていたように思う。 いつも何かしら面白い発見があって古い建物に洗練された本屋…

アムステルダム 夜警といえば?

愛すべき画家 レンブラント・ファン・レイン 最初にレンブラントを知ったのは小学校5年生ぐらいだったか? 夜警が教科書に載っており、彼のコアの光と闇の表現がまさに ハマって名声を挙げた代表作品なのだろう。 私は子供で日本人で海外の文化や歴史の知識…