片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

南フランス城壁のある小さな村

南フランスにセギュレという城壁のある小さな村に一か月ほど滞在したことがある。そこにはドイツから移住したオーナーがアトリエや工房を兼ねた宿を経営しており、大変よくして頂いた。 オーナーさんはアーティストを集めて、明るく優しく楽しく、クロッキー…

トルコ料理

昨日はトルコ料理を食べた。トルコ料理もギリシャ料理もイタリア料理も地中海料理と総称しているぐらいで素材や味付けが似ているところがある。オリーブオイル、ヨーグルト、フェタチーズ、トマトベースの煮込み料理、ナスのいろいろ、色が鮮やかでカラフル…

おごられ上手

若い頃、いろんな大人の人達に奢ってもらった。子供なりにご馳走になればどうお礼をしたらよいのか気の利いたお礼の言葉も出てこず、モジモジとありきたりに、ご馳走様でした、と言うのが精いっぱいで面白みのない子供だったと思う。もっと子供らしく元気よ…

クリエイティブな買い物ができる人

アクセサリーボックスに思い出深いネックレスを見つけた。貴金属はあまり着けないので、自分で買うというより母より譲り受けたものや贈り物がほとんどだ。いくつかのネックレスは友人のお母さまから頂いた美しくて珍しくて見るだけでワクワクするネックレス…

日記のような絵画

アンドリュー・ワイエスは自身の生まれ住む土地から離れず、身近な風景を描き続け、身近な人たちをモデルにして、同じ人物を描きつづけていた。 絵の印象はとても静かで、でも風は吹いている。広がりのある自然と空間の中に人物が遠くを見つめている。静物画…

ビタミンCで疲れをとる

昨日は物事が悲観的に見える日だった。悲観的に見えるものが目に入ってくるのは自分がそれを知らず知らずのうちに見ようとしているのかもしれない。 吉野家の牛丼を持ち帰り注文して出来上がるまで待った。吉野家で食事をする人は大体一人でカウンター席で黙…

機能的になるためのスペース

夜の歯磨きは口腔内の点検を兼ねている。磨き残しの無いように鏡を見ながらやっている。それでも上顎の奥歯ほっぺ側は鏡で見ることが難しいので、手の感覚や歯茎の触覚に頼るしかない。最近奥歯が磨きやすくなってきた。なぜだろうと観察をしていくうちに奥…

ルパン三世のようなアーティスト

バンクシーのゲリラ的パフォーマンスはまるで漫画のルパン三世のごとく。最高峰美術館でレオナルドダヴィンチの作品を贋作とすり替えるみたいな技。何故そんなことが実行できたのだろうか? NYの近代美術館MOMAやメトロポリタン美術館、大英博物館などに忍び…

痛快な芸術家

バンクシーという画家のドキュメンタリー映画を観た。私がバンクシーを知ったのは確か世界一眺めの悪いホテル(パレスチナ・ベツレヘム)を作って話題になったころ。それまでは断片的に落書きアーティストでそんな人いたな~ぐらいの印象であった。 この映画…

雑用三昧

昨日はどんな日だったろうか?メインにどんなことをしたのか、どこへ行ったのか特になく、雑用を淡々と済ませているうちに一日が終わった。ほんの数十分で処理して決めめてしまえばよいことも面倒でついつい後回しにするうちに保留ボックスに溜まってくる。…

いつもは素通りのデパコス

恥ずかしながら初めて自分のためにデパコス=デパートの化粧品を買いに行った。美容に気を付けている方ならチョクチョク新製品などをチェックするのだろう。私は口紅も長持ちを通り越して一体何年使い続けているのだろう?その他メイクアップ化粧品などは20…

災害時のレシピ

どうしても防災ストックとして製造される食品は賞味期限優先なので美味しくはない。そろそろ防災ストックの入れ替えなので消費しておかなければと思っても、美味しくないので食べきるのに気が重い。なんと贅沢な話だろうか。そもそもわざわざ防災食品を買わ…

思い出を服に変える

今日は、おばあちゃんが繭から糸を撚って、織機で織った結城紬の反物で作ったワンピースを着て電車に乗ってヨガスタジオへ出かけた。お祖母ちゃんが亡くなったのはもう50年近く前だけれど、まだ私も耳にはお祖母ちゃんの声やお祖母ちゃんの匂いの記憶がしっ…

ターを観て思い出したこと

TARという作品を映画館へ観に行った。芸術的天才でもあり成功もして権威を持つひとは狂気の沙汰である。その自分の持つ狂気をコントロールできなければ奈落へ落ちてしまうのだということをケイト・ブランシェットがその狂気を演じた。狂気とは悪意でもあり,…

今日一日食べられることに感謝

現代日本では食べることが簡単にできる素晴らしい時代だ。原始時代は今日のご飯は食べれるのか、食べれないのか狩りや猟次第だったのだろうし、取った獲物の保存方法とて選択肢は干したり燻したりそんなところだろうから、食べる前に保存できないところから…

メイクを学ぶ

ぴちぴちした張りのあるお肌などいつのことだったろうか?久しぶりにメイクアップを施してみたら、ジョーカーにも引けを取らない仕上がり、という無残さ。せめてファンデーションだけでも、と塗り込んでみても疲れてかわいそうなピエロになってしまう。私の…

美しくあろうとする心

海月姫という漫画を今読んでいる。オタクな女の子が主人公で身なりに構わずにクラゲに夢中になっている。その子が渋谷に行っておしゃれな同世代と思われる女の子たちを見てお姫様がいっぱいいるけれど私はそんなお姫様にはなれなかったと言う。 そうだその通…

食物が変わっていく

中学生の頃、家庭科で栄養素の学習があった。4大栄養素、たんぱく質、ビタミン、脂質、炭水化物、ミネラル、、なんて全然興味も実感もなくテストのために暗記した。しかし年を取ってくると栄養素ってとっても大事なのだな、とつくづく実感する。現在の私の…

夢の余韻

夢の途中で朝になり目が覚めると、あれはどういう意味だったのだろうか?などと夢を反芻している。朝起きる前の夢は大体何かに焦っている夢が多い。例えば何処かで何か約束があるのに、なかなか目的地に着けなかったり間に合わなかったりする夢。いろいろな…

パリ、テキサス

このところ映画や小説や今までに観た作品読んだ小説を再読再鑑賞している。昨日観たのはパリ・テキサス。ヴィム・ベンダース監督のもう40年近く前の映画だ。最初観たときの印象はライ・クーダーのギターの弾き方とテキサスの乾いた風の清々しい虚無感が美し…

書を捨て外にでよう

この時期の散歩は格別だ。動けること移動できることに単純な喜びを噛みしめている。5月のそよ風の中、新鮮な緑の中を歩くのは自分が鳥になったように思える。私が双子座のうまれで、風の星だからなのか、一つのところにじっとしているのが苦痛なのだ。 何か…

ゴールデンウイークをどう過ごすか

連休が終わってようやく通常モードの日々に戻った。この3年近くコロナ禍で抑圧されていたエネルギーが一機に吐き出されたような連休だった。それともコロナ前の連休も人の移動と行楽地への混雑はこんな感じだったのだろうか?久しぶりの連休混雑の感覚を忘れ…

カオスの中で身に着ける力

タイは国境に隣接した国が幾つも存在しているので、移民については大らかな政策のように感じる。近隣諸国の中ではダントツに経済的にも成長・安定しているので、職を求めて出稼ぎが集まってきても当然だろう。現在の日本と比較して考えると羨ましいようなコ…

海外旅行の効能

旅の最終日は寂しいような、ホッとしたような、しばらく忘れていた日常生活が懐かしいような、そんな気持ちがマーブル状態になりながら、荷物をまとめる。荷物をまとめながらも、次に来たときにはこうしよう、ああしようなどアイデアも浮かんでくる。エアポ…

暁の寺

バンコクのお寺で一つだけ見たかったのはワット・アルンというお寺。朝から日差しが強く、ホテルの玄関にグラブタクシーを呼ぶ。アプリの初利用で少しドキドキしてみる。来る予定のタクシーが何処にいるのか、ナンバープレートは何番かなど確認の表示が事前…

10年前の海外旅行と現在

思えば丁度10年前、初めてバンコクに旅行に行ったことを思い出した。10年前ひと昔とはいえ、今はテクノロジーのお陰で旅行の仕方も随分楽になった。10年前は旅行会社でホテルと旅券と送迎セットツアーを選んだ。バンコクはガイドブックを片手にガイドブック…

市場で働く人たちの定食屋

旅先での食事は外食中心なのでついつい食べ過ぎて胃に負担が掛かってしまう。なるべく腹八分目にして次の食事などの余裕を持っておきたいのだけれど、朝はホテルのビッフェ、昼は屋台などの軽食、夜はレストランなどなど、一食ぐらい抜かないと食い意地だけ…

驚異の朝食ビッフェ

バンコクのホテルの朝食バフェは圧倒的な品数、料理の種類のバラエティーに富んでいる。パンもベイカリー並みの品揃えで、フルーツジュースも10種類ぐらい並び、タイ料理は麺類から、カレーや炒め物などなど、日本料理はうどんや巻きずしやら味噌汁やら、チ…

海老三昧

ナコーンパトムのお寺からバンコクへ向かう幹線道路に大きな体育館のようなレストランに入ってお昼ごはんをとる。このレストランはエビ料理に人気があるとのことで、駐車場は一杯、店内も体育館のような広さに満員の上、席を待つひとで受付はぎっしり。ほど…

笑顔と合掌とサワディー・カー

ジャングルからバンコクに戻ってきた。ジャングルでは水のシャワーを浴びて電気のない生活だったので、このホテルでの深いバスタブと熱いお湯がありがたく、ホテルに着くなりゆっくりとバスタブに浸かる。あの川の上の生活を思い出しながら。 あんなにエビを…