片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

書を捨て外にでよう

この時期の散歩は格別だ。動けること移動できることに単純な喜びを噛みしめている。5月のそよ風の中、新鮮な緑の中を歩くのは自分が鳥になったように思える。私が双子座のうまれで、風の星だからなのか、一つのところにじっとしているのが苦痛なのだ。

何かが動いていないと落ち着かない。扉や窓はいつも開けっぱなしにしておくのが好きだ。風が通り過ぎて、ドアから誰かが躊躇なく入ってこれるように。窓から見える景色も動きのある風景が好きだ。ブルックリンのイースト・リバー沿いのアパートに住んでいた時、窓からは川の流れと大小の船、そして水上飛行機が降り立つのが見えて、いつまでも飽きることがない景色だった。

電車で移動するのが好きだ。移動中にいろんなアイデアを思いつくし、読書にも集中できる。そしてあっという間に目的地についてしまう。この春から初夏への気持ち良い風の時期に家の中でじっとしているのがもったいない。書を捨てまちにでよう!

一日一発見、外に出て歩くと犬じゃないけど棒にあたる。ピウプより。