片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

変わったお墓参り

連休に入って両親のお墓参りに行った。

お墓といってもお墓ではなく、樹木葬といわれるもので土に溶けてしまう骨つぼに入れてあるのでいつか土に還る。

父と母の埋められた丘にある目印のお地蔵さんの前あたりで手を合わせた

 

大きな碑が樹木葬のふもとにあって、囲む壁に埋葬された人たちの名前が刻まれている。

誰かしらがお参りにきているのでお花とお線香はいつも絶えないのが、この碑の良いところ。

今日は連休ということでこのお墓には誰もいない。

お彼岸ではなく人気のないこんな時こそこの碑を大掃除してやろうと割烹着をきて鉢巻で意気込む。

お花を生ける水も花立の水も新鮮なものに取り換えて、碑に付いたコケやら土やら落ち葉を掻きだして水でゴシゴシ擦る。

どこかのご夫婦がお参りにいらしてお線香と新鮮なお花を活けるので、私は近くのあずま屋にて一休みすることにした。

さてあともう少しなので碑に水をザブザブかけて汚れを流し、ゴミをまとめ、両親の名前の彫ってあるところとご近所さんのお名前あたりまできれいに流して拭き上げる。

自分がきれいさっぱりと一風呂浴びたようなお墓参りであった。

 

お彼岸やお盆にこんなことをしていたら顰蹙ものだ。ピウプより。