片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

庭の恵み

実家の庭が草でボウボウになっている。

庭の世話ほど不慣れなものはないけれど、手を入れずに放置すればすぐさま荒れた庭になってしまうだろう。

根を詰めずに少しづづでも雑草を抜いておこう。

雑草はドクダミが多いのでドクダミチンキを作ろうと思う。

ドクダミは独特の強い匂いがする。

雑草のなかに梅の実がいくつか落ちているのに気が付いた。

幹が空洞化してこのままでは枯れてしまうのではないかと思っていた梅の木が緑の葉をあっという間に茂らせて梅の実もしっかり実り始めたようだ。

梅の実を摘むと結構な量なので梅ジュースでも作ろうかと思う。

去年は10粒もないくらいだったが、500㏄ぐらいの梅シロップができた。

せっかくの梅の産物をただ落ち朽ちらせてしまうのも勿体ない。

抜いた雑草は生ごみで作ったたい肥と混ぜて寝かせておくことにした。

山椒の木も若葉を茂らせて伸びてきたのでこれも少し刈ってじゃこと佃煮にしようか。

ささやかな庭でも気づかぬ恵があるものなのだ。

 



土があるところには種が落ちて何かしら植物が勝手に育つ。 ピウプより。