片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

オフ・ピークな連休を過ごす

5月の連休、ゴールデンウィークが来る。 隠居となった今、連休中には旅に出たり、繁華街に出たり、人の混む行楽地に出るものではないと心得ている。 旅行に行くのなら連休前か連休後がチケットも取りやすく、価格帯 5月は大掃除にするのは一年の中で一番良い…

お魚屋さんの子供

小学4年生の頃の同級生でお魚屋さんの子がいた。 当時は鮮魚店も街の商店街にいくつもあり、その子のお店は商店街の中でも大きなお店で繁盛していた。 ご両親はいつも店頭に立って忙しく働いていらした。 学校のお母さんについて作文を書く課題でその子の秀…

南インド料理を食べに

インド先輩の推しの南インド料理店で全て謎の物珍しいインド料理を食べた。 小さなステンレスの器に色とりどりのソースのようなスープのようなものが次から次へと出される。 ベジタリアンでタンパク質はほどんど豆で、日本のお麩を肉の代替で作ってくれた料…

お土産の哲学

貰って困ってしまうお土産があるので私の場合は旅行などではお土産というものは極力買わないようにしている。 特に置物や雑貨やアクセサリーなどは趣味や趣向もあるし、THEお土産店という様な所の商品は生産地は地元ではなく遠く離れた工場だったり、海外だ…

聖者たちの食卓

インド先輩のお勧めドキュメンタリー映画で聖者たちの食卓という映画を観た。 無料食堂を500年も前から毎日開くインドの寺院の一日を撮影している。 言葉は映画の最初と最後のみの字幕メッセージのみであとは人々の黙々と作業する姿。 ある場面は食材を調理…

空き屋のミカン

桜はある日一揆に散ってすぐに新鮮な緑の葉をつけ始め、見事な早変わりを見るように新緑がスタートを切る。 今年は花見に満開の三日間を通った。 名もない名所を住宅街の中に見つけて宴会こそできないが、今年も毎年のように咲く桜にエールを送る。 ご近所さ…

別れと成長

4月は新しく何かが始まるのと同時に別れもある。 一番好きなヨガクラスの先生が引っ越してしまうのでその先生のクラスは終わってしまった。 これからもずっと先生のレッスンが受けられると勝手に思いこんできたのだが、人生に突然の別れはいつも付き物なのだ…

インド中毒

インドから帰ってから地球の歩き方を読んでいる。 行ったところの歴史やそれにまつわる伝え話のようなものなどを復習するのが楽しい。 そしてまた行ってみたいと心に描く。 今度はどんな発見ができるだろうと思うとワクワクしてくる。 今まで気づくことので…

インドの知恵熱

インド旅行から帰国して知恵熱がでた。 大気汚染で喉もガラガラになり、医者に行くとそんな症状の人は予約してコロナ検査をしてからの診察だと素気無く言われてしまう。 お医者さんは処方のみ出してあげようということでお薬だけ頂く。 インド先輩おすすめの…

インド旅の終わりに

旅の終わりはいつも寂しいようなホッとしたような心持で空港のゲートで待機する。 何かお土産で買い忘れたものはないか、ゲートギリギリまで何か買い物がしたくなるような、それともボーディングまでの暇つぶしの買い物なのか。 だれかに持ち帰るお土産はで…

インドの家庭訪問

日本に帰る前日にインド一般家庭のお宅にお邪魔してお食事をごちそうになった。 このツアーのプログラムの中に含まれた興味深々のイベントだった。 インド旅行会社の方のお宅で日本人の留学生を受け入れたり、日本人旅行者のおもてなしも慣れており、家族の…

ガイドさんがガイドブックに感動

現地の日本語ガイドさん達は日本に行ったことは無いという。 日本で出版されたヒンドゥー語と日本語と英語のイラスト入りのガイドブックを見せたらこんな本があるのかと、とても感動して欲しがっていたので日本に帰ったら同じものを送ってあげる約束をした。…

KFCのチキンビリアニ

マック、スタバ、ケンタッキーフライドチキンなどのメニューは各国ローカライズされていて旅先の国のメニューのアレンジが楽しい。 デリー街中ではほとんど見かけなかったファーストフード・チェーン店だった。 ムンバイのような近代都市でないとファースト…

ツンデレなキャラ

デリーの街中はクラクションが鳴りっぱなしで一日中騒々しさ満載なのだけれど、意外と人間は寡黙な感じの人が多くお喋りも穏やかで、ペチャクチャいつまでも喋り続けるわけでもなく、かといって取り付く島もないくらい無口というわけでもない。 怒鳴りあった…

細かいお金がいつも足りない

北米・ヨーロッパ方面の物価は円換算で例えばニューヨークでラーメン一杯3000円とか、パリのコンビニでおにぎり一つ600円とか。 円安でもインドでは物価はまだ低く感じる。 しかも安いので少額紙幣が大量に必要なのだ。 500ルピーが最高額の紙幣で日本円で約…

巨大なクトゥブ・ミナール塔

インドには世界遺産の多い国ランキングで6位。 国土の広さに比例してインドの世界遺産のスケールは大きいということが分かった。 デリーにクトゥブ・ミナールという世界遺産の巨大な塔を見に行く。 世界遺産ランキング第一位のイタリアで有名なピサの斜塔を…

インドで家ついてっていいですか?

やっぱりもう一度行ってみたいガンジス川。 水のある風景とあの群衆が作る熱気のようなものが引き付けられる。 今回は駆け足旅行だったのでゆっくりと歩いて一つ一つの場面を見つけたり見入ったりすることが出来なかった。 もっと時間があれば路地に迷ったり…

初シロダーラ

アーユルヴェーダを一度はインドで経験したくてニューデリーの住宅街にあるサロンへガイドさんに連れて行ってもらった。 ガイドさんに店を決めてもらい諸々のスケジュール時間調整などもお任せしておくのは楽ちんだ。 これを自力でやり繰りするとなると、サ…

毎日のチャイ

チャイはどこに行っても飲めるので毎日どこかしらで一杯飲んでいた。 街中のチャイ屋さんはひっきりなしにお客さんが絶えることがないので大忙し。 一杯驚きの20円から40円位の価格で飲める。 熱々のチャイはお猪口3杯分位の量なのでくいっと飲んでお客さん…

クラクションの鳴りやまない街

ニューデリーの旧市街、新市街の道路は毎日ごった返しており、車線もないので車線変更も、信号も少なく右折も左折も入り乱れている。バイクやリキシャも混合参戦で入り乱れてよく目的地に到達できるものだと感心してしまうくらい。 ギリギリを攻めて車がすり…

インドのおやつタイム

タージマハルのあるアーグラで食べたあのお菓子は何という名前だったのか思い出せない。 ネット検索でドライ・ペタという名前のアーグラ特産のお菓子であることが分かった。 ランチのデザートで出された、カボチャを砂糖で煮詰めて作ったという白い氷砂糖の…

要塞アーグラー城:幻想的な女性の空間

タージマハルを見学した後、ムガール帝国といわれたイスラムの権力者が建てた要塞のような宮殿のアーグラー城へ行った。 タージマハルは皇帝の最愛のお后さんのお墓で建設のために膨大な月日とコストを掛けたと聞く。 その後その皇帝は息子に地位を追われて…

パニプリの謎

屋台の食べ物は好奇心をそそるような形・色そして匂いや調理法。 食べるチャンスがなかなか無くて、屋台は指をくわえて眺めるだけだった。 前もってどんな屋台がポピュラーなのかYouTubeで勉強しておいたが、味がどんなものなのかは未知の味。 よく見かけて…

ホテルの顔なじみ

デリーのホテルは3泊した。 同じホテルに連泊するとホテルの従業員とも顔なじみになってくる。 朝ごはん担当のシェフ兼ウエイターのお兄さんには毎度朝ごはんの準備をせかせてしまった。 私たちの出発までに間に合わせるために真剣猛ダッシュで朝ごはんを運…

インドの仏教の聖地

何故インドで仏教はポピュラーにならなかったのだろう? サールナートは仏教徒には重要な聖地でお釈迦様が説法デビューしたといわれる。 サルナートの日本式寺院とスリランカ式寺院に行く。 日本式の寺院は日本によくあるお寺と同じ設計だが中にある仏像はパ…

ラッドウというお菓子

デリーの浅草?と言われる旧市街のチャンドニー・チョウクという繁華街に行った。 なるほど下町風の昔ながらの小さなお店や料理屋さん教会などが広い範囲で広がっている。 何かお土産にお菓子を買いたくてガイドさんにお菓子屋さんに寄ってもらった。 インド…

デリーの歴史的地域

旧市街=オールド・デリーといわれる地域の広大な敷地の中にマハトマ・ガンジーのお墓がある。 まるで地平線のような芝生の丘は綺麗に刈り込んであり、その広々とした場所に墓石がある。 墓石には暗殺に倒れた後の最後の言葉、へー・ラームという言葉が刻まれ…

黄色いおでこのおじさん

ガンジス川付近で黄色いペイントをおでこにした沢山のおじさんに会った。 黄色い顔色を荒く塗って赤い顔色を眉間にワンポイントするお化粧? これはお化粧なのだろうか? 肉まんの印のような眉間の赤いワンポイントは女性でもよく見る。 スーツを着ていたり…

信じて身を任せるガンジス川

ガンジス川の朝は早い。 朝の4時に起きて荷物をまとめる。 このままホテルを出てボートに乗り、ガンジス川の沐浴風景を見に行く。 まだ外は真っ暗で車に乗り込みガンジス川の近くまで向かう。 川の付近が建物が立て込んでいて狭い路地が迷路のように作られて…

旅の一日の長さ

インドの旅は一日一日をとても長く感じた。 一日が一週間分の経験をしたような長さ。 一日の移動距離が長いことと目的地の経験が凝縮して濃いものだったからだろうか? 日常生活のルーティンを大きく外れて、旅では思いがけないことばかりで、それを楽しむた…