片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

私の好きな何か

スピードとリズムと臨場感を味わう

前から楽しみにしていたクロッキー会に参加した。 公民館のようなところでほぼ毎週行っているとのこと。 先生はいらっしゃるけれど指導などはせず開催者として一緒にクロッキーを描いている。 プロのヌードモデルさんが動きのあるポーズを次々繰り出していく…

ワクワクするお買い物

人それぞれのワクワクするお買い物があると思う。 必ずしも誰でもが共感を持てるようなワクワクではなくて、たまに共感を持ってくれるひともいるかどうか、ぐらいのワクワク。 私の場合は物心つく頃からずっと画材屋さんに行くとワクワクしてしまう。 今すぐ…

芸術は綺麗なだけでは物足りない

落ちぶれた貴族の悪趣味や、倒錯した恋愛など自分の生きている世界とは全くかけ離れた状況に退廃的なもの耽美的なものを感じてハマってしまった映画がある。 完熟から腐敗のギリギリの美の臨界点を追い求めたような。 リリアーナ・カヴァーニ監督の愛の嵐と…

映画監督のドキュメンタリー映画

最近好きな映画監督のドキュメンタリー映画が立て続けに放映されている。 タランティーノ監督のドキュメンタリー映画は出演者たちによる独白インタビューと映画作成裏話で本人からの収録はない。 ミニシアターにて初日に行ったら満員御礼。 流石に人気のある…

絵を描くエクササイズ

クロッキーがしたいな~と思う。 クロッキーとは瞬時に形をとらえて2~3分で描くスケッチのことだ。 一般的にクロッキーの対象はモデルさんで次々とポーズを繰り出していくのを描いていく。 最初は2~3分毎のポーズでウオーミングアップで気楽にささっと鉛筆を…

古い家

古い日本家屋を見つけるとワクワクする。 その建物の場所だけが時の止まっているのか、現在に至るまで周りの景色に取り残され、生活の愛着に染まったその風情にイマジネーションが膨らむ。 先日、上野の本郷から根津へ根津から不忍の池へ歩いた。 根津の辺り…

憧れの人

私世代が中高生の頃のヘアスタイルは猫も杓子も松田聖子さんのセイコちゃんカットであった。似合う似合わない関係なく皆々セイコちゃんカットだらけ。 ヘアスタイルをコピーする人達は皆が求めるものを求めたいという気持ちに踊らされた群集心理のように思え…

6月の小学生通学路にて

雨季の6月、小学生頃は通学路の住宅街を歩いて帰宅する。住宅街の一軒家のお庭にはアジサイが満開で葉っぱにカタツムリも乗っていて、絵になる構図を作っていた。日本の雨季にふさわしい花。 アスファルトの凹みに水たまりができて、少し晴れ上がるとその水…

腸腰筋

NHKの明鏡止水KAMIWAZAという番組を見た。武道家3名が紹介されて各々の武術の体の動きと使い方について実戦を見ながら、解説をしていくもので驚くことばかりだった。私も日々体の動かし方をリハビリレベルで訓練をしているので、コアな筋肉いわゆるインナー…

ヨガの忘備録

今日のヨガの先生の言葉は好きだ。その言葉はイメージを喚起・連想させるような表現が多い。目を閉じると過去の感覚に頼ろうとしてしまうという。今は今でしか起こらないのでそこに集中するために目を開く。今を新鮮に感じ、すべて今初めてすることのように…

世界堂でのお買い物

一般的にお買い物好き、って女性でファッション、洋服やアクセサリー、靴やバックなどといったものを求めに行くイメージだ。私はそのタイプのお買い物は苦手であまりデパートやショップをうろうろするのは苦手だ。 私が一番わくわくするお買い物は、画材屋さ…

大切なノイズ

近くの幼稚園から子供たちの元気に遊ぶ声がきこえてくる。このノイズは嫌いじゃない。子供たちが安心して遊び喜ぶのは平和で安全で生命力のノイズ。良いものである。音として埋没してしまい、空気に溶け込んでしまうようなノイズは心をニュートラルにしてく…

生活の場所がポートフォリオ

友達の家には外で会う友達とはまた違った内面が見られる。 本棚の本や、独自のコレクションや散らかり具合、もしくは整理整頓具合。生活のパターンの性格。過去の写真や経歴が見る履歴書のようだ。友達によっては家に来られるのは嫌という人もいる。その気持…

お下がりが好き

子供の頃からとくに着るものに頓着しなかった。 親戚のお姉さんからのおさがりはいつも歓迎していた。新しい服を買いにいくのもアレコレ迷うのも面倒くさい上に、新しい服のよそよそしさと、体が馴染むまでの違和感が嫌いだった。お下がり服はよく着こなされ…

風船にまつわる思い出。

子供の頃から好きなもの。 私は風船が大好きでお祭りで売っている、ガスの入ったフワフワ、ユラユラ浮いている風船が全部欲しかった。買ってもらえることは無かったけど、見ているだけで楽しかった。いつか大人になったら自分で買うのだと思っていた。 アメ…

韓国ドラマのライブ感

今や国際的に席捲している韓国ドラマ。ドラマ作りの発想が鮮烈だ。 日本のドラマは日常生活の静かでささやかな表現のリアリティーなので派手なエンタメにしてしまうとケレンミが強すぎて陳腐化するか、コメディーか、になってしまう。 韓国社会は貧富の差、…

先輩たちの展覧会。

先日、高校時代の一学年上の先輩の展覧会に行ってきた。 都立芸術高校、もう10年ぐらい前に廃校になってしまった、幻のような、山の分校のような、高校。一学年美術科と音楽科の2クラス、クラス40名ほど、一学年80名ほど。全校で240名ほど。小さくて贅沢な高…

サミュエル・エル・ジャクソンとタランティーノ監督

好きな俳優のサミュエル・エル・ジャクソン。彼の出演した映画は沢山あるけれど、クエンティン・タランティーノの作品が一番彼のキャラが光ってる。あの黒人英語の節回しと表現、彼独特のキャラクターであの長いセリフを語るのが最高。パルプフィクション、…

裸電球の出店

お祭りの季節がやってきた。 小学生の頃、父の勤め先のすぐそばの日枝神社という赤坂にある大きな神社のお祭りや縁日に行くのが楽しみだった。 出店にたいそう特色があった。煎り豆屋は豆を大きな煎り網でふっくらとそして香ばしく煎っていた。多種類の豆を…

おばあちゃんの購買意欲を訴求する商品とは。

昨今のお年寄りが買いたくなるもの、売れるものは何か? 先日とげぬき地蔵尊の縁日の日、巣鴨商店街を歩きながら観察しながら考えた。 赤い下着の人気はまだ途絶えないようだ。赤い下着は習慣のようなものなのかもしれない。 赤いズロース、赤いシミーズ、赤…

おやつはいつでも楽しく美味しく目新しく。

ヒマワリの種。おいしいやつをみつけて、はまってしまった。中華味の六角スパイスの効いた風味の強い種。食べる種はものすごく小さくて、殻を割ると中身はちょこなんとしていて食べ応えがない。食べる種と殻の割合は2:8ぐらいだろうか。殻にもタップリお…

育てること。

育てるのが得意な人がいる。 動物の面倒をよく見てあげて生き物が好きな 人。飼育員タイプかな。 植物が好きで毎日の水やり、手間を惜しまない 人。料理の下ごしらえの手を抜かない人。 街で親子を見かけて微笑ましい関係を見る。 お母さんと子供、荷物を持…

酵素風呂に行く。

巣鴨にある酵素風呂に行く。 巣鴨のとげぬき地蔵商店街は何とも下町昭和調の商店街。 通称おばあちゃんの原宿という観光地でもある。 洋品店という名にふさわしい、洋服屋さんはお年寄りが安心して選べる価格とデザイン。 和菓子屋さんは伊勢屋という定番ネ…

大、大、大好きな荒井由実さんの曲と歌詞。

初心に戻りたいとき、荒井由実さんのアルバム を聴く。荒井由実さんの詩がビジュアルで、 情景が色と湿度と温度との空気感が彼女の アルバムを聴いていた頃の気持ちにタイムワープする。 多摩美術大学の日本画科を専攻なさっていただけあって、歌詞の描写が…

紙が好き。

紙が好きで、紙工房で見習いをやっていたことがある。 NYのチャイナタウン近くに縫製工場が集まっている地帯があつて、そのあたりにあった紙工房=ペーパー・ミルだった。 紙を主体としたアーティストのサポートや、工房の貸し出し、注文を受けて作る紙、繊…

坐禅をする。

月一回の坐禅に行く。 朝早く人気のない道をひとりトコトコあるく。 朝の空気は美味しく透き通っている。 お寺の門に坐禅をする人達がずんずん吸い込まれていく。 誰も無言で、堂内は背中を向けてすでに座っているひともいる。 決められた場所を歩いて決めら…

一日の時間の中で。

一日の時間帯で何処が一番好き? 私はまだ太陽が上がってこないぐらいの早朝が一番好き。 誰もいない朝、信号機は動いていても車は走っていない。 私ひとり、地球に残された人類のような気分。 それでもじんわりと明るくなって、さあこれから今日が始まる!…

ふるさとの温かい言葉を求めて。

私の母は茨城県の出身で東京に出てからのほうが長い暮らしだったが、方言を聞くと即答できた。国内バイリンガル。 雷はなあに? らいさま! 疲れたときはなんていうの? 怖いっていうんだよ、怖いときはおっかねーっていうんだよ。 認知が進んでもふるさとの…

美味しいものとは

ぬか漬けを始めて、毎日毎日ぬか床の状態を観察している。 母がいつも作ってあったぬか漬けがそういえば美味しかったな、 とふと思い立ち、作り始めたけどなかなかあの美味しさにならない。 美味しいもの、ってただ美味しいからもう一度食べたいだけでなく、…