片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日差しの恐怖

極猛暑が続いている。夏休みのシーズン。子供の頃の夏休みの定番は毎年海水浴だった。 夏に近づくと屋外プールの授業などで夏の太陽の日差しに少しづつ慣れの準備ができている。 皮膚もゆっくり焼けて、夏の日差しに親しんでくる。 夏の海の激烈な日差しのな…

生徒道

おじさん、あなたのことですよ、プライドを捨てて素直で無垢な張り切り小学一年生になって下さい。 技術を持った人、経験の深い人師匠が自分より年下でも、自分より権威がなくても、お金がなくても、女性でも、誰であっても、学ぼうとする態度がなくてはどん…

発想を転換する

自分の選ばないものを選んでみる。 いつも食器を洗いながら、洗濯物をたたみながらYouTubeのトークや対談などを流し聞きしている。 大体登録したものを聞き続けているけれど、洗脳っぽく影響されすぎてもどうかと思い、あえて自分とは全く関心のない分野を聞…

いつかやりたいことはいつやるの?

いつかきっとやりたいと思っているうちに、時間切れで人生が終わってしまいそうだ。 日々淡々と過ごしているだけでアッサリ時間が過ぎていく。 いつかできると思っているだけではいつの間にか時間がすり抜けていってしまう。 いつかやりたいことはいつやるの…

ミッションインポッシブル デッド・レコニング

町の片隅にある場末の映画館でミッションインポッシブルの最新作を観た。 映画館は古く、シートも昔風のデザイン、館内の作りも非常口のライトも昔のデザインでそれでも封切り映画を見るに十分な広さと設備だった。 月曜の日中にもかかわらず、人が集まって…

パパ活

先日新聞のコラムでジェームズ・ティソという画家が描いた「売り子」というタイトルの絵画をもとに、時代の世相を読み解いていた。 絵の中の売り子は娼婦でもあるというのだが、装飾品の店舗が職場で普通の店員として働いている。 店内の様子を外のウインド…

社会に出るためのOS

昔昔、大学受験に落ち、早く自立して社会に出て働くことに道を切り替えた。 親は放任主義でとにかく自立してくれれば良しという考えだったので、まずはお金を蓄えることから始めることが第一優先だった。 しかし美術高校卒業あたりでいきなりの就職活動では…

浮世の味

昔の市井の日本人はお金はなくても無い無い尽くしのなか有り合わせの生活でも結構楽しく愉快にくらしていたのだな、と感じさせられる、太宰治の短編を読んだ。 貧の意地というタイトルの作品で江戸時代の駄目人間を書いている。 その日暮らしのお人よし浪人…

失われた玩具を求めて

昨日は根津にある弥生美術館へ愛しのレトロ玩具という展覧会に行った。 都営南北線の東大前駅で降りて歩く。このあたりは東京大学のキャンパスが広く、昔から変わることのない赤レンガの塀と高い樹木、そして坂道の名称も昔のままに、鉄砲坂、暗闇坂、見返り…

本物を本物の場所で

美術を学ぶのに歴史的な作品、時代ごとの象徴的な巨匠の大作を目の前で見ることは一番栄養になる。 日本で国際的な作品を見ようとしても、巨匠の小作品であったり、レプリカであったり、偉大な画家のもしかしたら弟子がその巨匠の工房で描いたような作品に触…

エレガンスを身に着ける

電車の窓ガラスに映る自分にギョッとすることがある。 えっ私ってこんな顔だったっけ?というような。 不意打ちのような残念な表情。 渋柿食べたみたいな表情。 なんでこんな渋い顔して歩いているのだろうか。 誰も私の顔などマジマジ見ている人は誰もいない…

デイヴィット・ホックニー回顧展を観に

デイヴィット・ホックニーの回顧展がが東京都現代美術館で開催されている。 清澄白河の近代美術館に行くのも何十年ぶり?なので駅からの距離感を忘れてしまっていた。 駅から歩いてこんなに距離があったろうか。。グーグルナビで歩けど歩けど住宅街を抜けな…

ヨガのレッスンノート6

一生懸命に一途になると、呼吸も止めてしまったり、目が開いて固まっていたり、余裕というものが無くなる。 目的を達成することだけにフォーカスし過ぎてしまうと逆に盲点が増えてしまうことがある。 先日ヨガクラスで木のポーズという片足で立つポーズをと…

ワルを学ぶ

詐欺とまで悪質ではないにせよ、世の中にはメリットは誇大広告で、デメリットは消極的に売り込むのが一般的な営業なのは仕方がないとは思う。 それにしても最近の昼時のTVコマーシャルは飲むと即効魔法サプリや、何の保険かわからないマジック保険やら、後で…

意地悪のレベル

意地悪する人は子供でも大人でもいる。 立派な地位につき、エレガントなルックス、お金も持っていて余裕のあるほうが意地悪のレベルは高くなる。 そんな人は意地悪のテクニックが高く、そんじょそこらの人がまねできるような意地悪ではなく、その意地悪に対…

小学生の皆様へ、元小学生の皆様へ

小学生の皆さんがオバチャンのブログを読むなんて物好きな(変わったことを好むこと)人はなかなかいないとは思うけれど、もしいたらな~なんて妄想(そうなってほしいな~という想像)をして書いてみました。 昨日わたしは山手線に乗るために新宿のプラット…

頭の柔軟性について

お話のくどい人は相手を束縛する。自分だけの話を聞かせ、相手の話は聞かずに完結するという、そういう人はどうしても変わることが出来ない。 年を取れば取るほど、こびり付いた頑固な観念が剝がれないままドンドン頑なになっていくのだ。 そんな人を見てい…

思い出遺産

だいぶ長く生きていると思い出遺産がモノに宿って、自分だけが理解できる価値を輝かせている。 それはモノに対する執着という言い方もある。 自分だけが分かるという価値が思い出遺産の最大の要点だ。 こういったモノは得てして他人には二束三文の価値もなく…

本日は草餅の匂い

私は昨日から草餅の匂いに包まれている。 ヘナというインドの植物性の染料で白髪染めをしたので、ヨモギのような匂いが抜けない。 ヘナは100%植物性なのとインドでは伝統的なヘアケアの手段らしい。 髪の毛に負担をかける化学染料とちがって、むしろ頭皮…

スマホの置き忘れ癖

よくスマホを失くす。落としてしまうのではなく、どこかに置き忘れる。特にパン屋さんはレジ前に4回ぐらい置き忘れてしまったことがある。パン屋は支払いとパンの袋詰めがレジ前でするのでなにかとかせわしない。 今日もパン屋の置き忘れて、引き返してきた…

知らない人に声をかける時

知らない人に声をかけるとき、ふと戸惑う。 そして何か良い呼びかけ方があるといいのに、と思いながら。 もし、そこのあなた、というのも皆を振り向かせてしまうか、誰も振り向かぬかもしれない。なかなか特定しにくい。 女性だったら、そこの奥さん、お母さ…

計ること

数字を出して説明する人と、感覚的に説明する人と2種類の人間に分けるとしたら、私は感覚的な方で、あまり科学的には説得できないタイプ。 数字で語る人は測ること、計ること、量ることを原則としている。 はかって数値にできることは事実に一番近く、公平で…

江戸弁ラップバトル

芥川龍之介作「鼠小僧治郎吉」という短編を読んだ。 ストーリー自体は特に際立った何かがあるのではなく、この短編小説での一番の面白さは江戸弁の掛け合い。 セリフの江戸弁に強烈な魅力があった。噺家が古典落語を語るような風情。 江戸弁のセリフの応酬が…

桑の木

新聞の記事によると最近の園芸ブームで桑の苗木が売れているとの事。 西洋ではマルベリーと呼ばれる桑の実を見たり、食べてみたかったり、といのが動機らしい。 私が子供の頃は母の実家付近にはまだ桑の木がたくさん植えられていて、それはお蚕さんの餌の葉…

地味にエコロジー

生ごみを土にする試みを始めて1か月経った。 土とおが屑と糠に、野菜や果物の屑や卵の殻などを入れていく。 こんもりとした土がポカポカ暖かくなっていくのは発酵しているからだろうか? 何かが活動し始めた熱。 どんどん生ごみは分解されて、健康なふっくら…

体が暗記したこと

ヨガを初めて2年になった。最初は何はともあれ真似っこから始まる。 ポーズはサンスクリット語で指示されるのだけれど、意味がさっぱりわからないので周りを見てまねっこするので、前の人が間違えていればそれもまねてしまう。 何を自分がしているのかも理解…

騒ぐ人たち

ワーワーうるさく騒いで興奮するのは止めてほしい。 特に緊急時で冷静に考えて出来るだけ早く判断しなければならない時。 そんな時は今ある選択肢の中で一番希望が持てるものを選ばなければならない。 いや、もしかしたら選択肢は希望の持てないものばかりか…

夏越大祓

半年に一回の大祓いを地元の神社にお願いをして、神社までお札を頂きにいった。 久しぶりに通る神社までの散歩道はだいぶ景色が変わって、住宅街の古いアパートや寮のように広い敷地の建物が壊されて更地になっていた。 建物がなくなると空が広く、前にどん…

中古マンションのインフラ設備

私の住むマンションは竣工から40数年も経過している。見えない部分の劣化が進んでおり、まるで人間の老化と同様、血管劣化で梗塞や剥離などが突発的に起こるように、漏水事故や設備配線の不通などが突然起こる。 しかも同時多発的に。 今までの玄関オートロ…

治療プロジェクト

人間の体は広くて何が起きているのか、自分の体であってもわからない。 総合診療医ドクターGという昔の番組を見て、病気の世界は広く、その中から一番真実に近い病名を見つけるドクターはプロフェッショナルの中のプロフェッショナルだと思えた。 世の中は原…