片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

デイヴィット・ホックニー回顧展を観に

デイヴィット・ホックニーの回顧展がが東京都現代美術館で開催されている。

清澄白河の近代美術館に行くのも何十年ぶり?なので駅からの距離感を忘れてしまっていた。

駅から歩いてこんなに距離があったろうか。。グーグルナビで歩けど歩けど住宅街を抜けない。

今日はことのほか暑く、流れる汗を拭きながら歩くこと10~15分位で到着。

 

ヴィヴィッドで透明感のある色彩、リトグラフによるモノクロの素描も影が少なくコントラストの少ない線描に近く明るいタッチ。

ロサンゼルス時代のプールやスプリンクラーやシャワーの絵はホックニーの一番象徴的な作品群でこれを見ると懐かしさを感じる。

私が画学生であったころホックニーの画集を何度めくったことだろう。

ホックニーは86歳になったという。

若いころから国際的な巨匠であったので、それまでずっと描きつづけていたのだ。

最新作はデジタルペインティングで描かれた風景画であった。

時代ごとに、年齢ごとに、画風もテーマも画調も変わってくる。

最新の彼の風景画はグランマ・モーゼスの風景画のタッチに似ている。

高齢になっても絵を描く意欲、突き動かされる力が湧いてくる人の絵だろう。

 

 

ホックニーの絵の中に光を、太陽の光を感じる。そのせいなのかジョージア・オキーフのトーンに同じものを感じる。暗い絵、影の多い絵がない。ピウプより。