片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

食べる輸血

このところビーツを食べるのにハマっている。

ビーツはどこにでも売っているような野菜ではないが、近所の近郊農家直売所のお店ではビーツが旬の時は置いてあるので6月7月は買うことが出来る。ボルシチ以外はレシピを思いつかない野菜だが、あの生き生きとした美しい赤紫に惚れ込んでしまった。下ごしらえの水煮の時点で濃い赤紫の煮汁が出てきて、これを水で薄めても目の覚めるようなピンク色を保っている。

昔食べたロシア料理の前菜のサラダを思い出して、ビーツをスライサーで薄くスライスして冷やし、ヨーグルトをかけて食べてみたら美味しい。ビーツはきめの細かい質感なのでツルツルっとのど越しがよく、ヨーグルトにビーツの色素が滲みでてピンクのルックスも食欲をそそる。とにかくこの色が料理していても食べるときも魅力を放っているのだ。

ビーツは『食べる輸血』とロシア東欧方面では呼ばれている野菜らしい。造血のビタミンがそろっており、あのビビットな色はポリフェノールです、と言わんばかりのものだ。料理後のキッチンやシンクは強力な赤い色素が残って生生しい。

昭和の枷から解放される

旅行に行くのに日取りに自由があるというのは選択肢が広がる。社会人になってからはしがらみが日に日に増えて自由な時間というのは反比例してどんどん減っていく。海外旅行に行けるのはゴールデンウィークか年末年始か。誰もが休みをとる、休日をまとめやすい時期だけしか予定を立てられなかった。最近の日本の労働環境は休みを取りやすくなり、また取りやすい雰囲気の会社が増えているように思う。それでもまだ旧態依然とした昭和世代の職場環境の意識の名残のようなものを感じるときもある。

まさに昭和世代の『~せねばならぬ』という暗黙ルールの呪縛に今だ私も囚われている。日本の会社員、零細企業の経営者と日本の慣習にどっぷりと浸かっていたから。

今でこそ隠居の身で自由三昧、不埒三昧、と不真面目に過ごしているようにみえて、オッカナビックリというか、何となく後ろめたく気兼ねをしてしまうのはそんな世代のトラウマがあるからなのだろう。

少しづつでも意味のないシガラミを捨てて、残りの時間はのびのびと自分を味わえるよう心を解いていきたい。

公園の不思議な風景

朝散歩がだんだん楽しくなってきた。

このところグングン暑くなってきたのでなるべく朝早く公園に向かう。公園の木が密集して影の濃いところを選んで歩く。高い木の陰はフィトンチッドが多いように思える。ふと地面がモゾっと動いたのを目の端に感じた。土が盛り上がって掘り返されているような。。。そしてその土がモゾっと動くので、もしや、と思ってジッと観察する事にした。またモゾっと、モゾモゾっと動く。そろそろ顔が出てくるかもしれない。

待てど暮らせどモグラの顔は出てこなかった。そうだ考えてみればモグラは地中のトンネルを作っているのだから掘った土を地上に吐き出しているだけなのだ。モグラが地上に顔を出す理由はないだろう。モグラはサングラスをしているキャラクターが多いのでたぶん地上の眩しさに目がやられてしまうのかもしれない。

公園内にはモグラのこんもりと掘り返した土があちらこちらに点在しているのに気が付いた。モグラが公園でこんなに活動していたとは今まで気づかずにいた。

ブルーベリー農園開園日

大きな敷地の農場が氏神様の神社の近くにあり、お参りの際にはいつも通り過ぎる。美しく広い農場の前を通りすぎる度に、四季折々の自然を楽しませてくれる。

先月たまたま農場の前を通り過ぎるとジャガイモの頒布会の日でたくさんのジャガイモを安価に買うことが出来た。農場の人が冷凍したブルーベリーを味見させてくれて、ブルーベリーの摘み取りに解放する日が来る事を教えてくれた。

今日はブルーベリー農園の臨時開園日で朝7時から摘み取れるというので、早起きして6時半に家を出た。農作業に慣れていないのでとりあえず長袖と麦わら帽子、首にタオルを巻いて自転車で向かう。農園は早くも人が集まって摘み取りを始めている。朝7時でも太陽はジリジリ苛めてくるので朝早くお昼前までが限度だろう。

ブルーベリーがたわわになる木を見ると嬉しくなってくる。夢中になってイチゴパック一杯摘んでお支払いする。1,600円だった。ブルーベリーはお店で買うと100グラムぐらいで500円ぐらいするので、ケチケチせずに思い切り頬張れそうだ。

コミュニケーションのアート: 話す相手との調和

現代はなんでもショートカットしないとまどろっこしく、動画速度は1.5倍とか強者は3倍にして聞くという人さえいる。確かに前置きが長くて早く本題に入ってほしかったり、必要のない内容はスキップしたい気持ちも解る。

私の脳は昭和にプログラムされているので、脳の回路が色々な時代を通って考えたり、しゃべったりするので、話し相手とチューニングするのに時間がかかるのような気がする。相手もチューニングしてくれているのだと思うだが。

認知症のある人と会話をすると相手の話に合せて会話することが肝心だ。そういう意味ではクリエイティブなセリフを求められる。相手のイメージしている状況に合わせて会話するのはセリフのピースをパズルのようにはめていくようだ。

認知症の人は不安を解消するために会話するように見える。心配な事不安な事が解消されるまで繰り返し話しているのだが、まともに返答しようとすると、こちらが精神的に参ってしまうので返答のセリフを変えてみる。ストレートに返答するのではなく色々な変化球で。どのセリフのパターンに納得できるのか、または不穏な意識を切り替えるセリフは何だろうか?まるで即興のセリフでお芝居をしているような。

 

イタリアでのトイレ事情と詐欺師に警戒

毎日少しづつイタリア、そしてローマ、フィレンツエについて旅人としての学習を始めている。知らない場所への旅は不安でもあり、期待でもあり、今は妄想しながら計画を楽しむ。ユーチューブ、ガイドブックなどによる心構えはトイレとスリが2大心配事項だ。

トイレは汚い、便座がなかったりもしくはあっても尿まみれなので、座ることなく空気椅子のスクワット状態で用を足す。汚さという点では東南アジアや南アジアでトイレで慣れてはいるけれど、空気椅子のスクワットというのが気になる。アジアのトイレは便器がしゃがみ式なのでむしろ安定感がある。そうなると便座をアルコールウエットティッシュで掃除してから用をたそうか?使い捨て便座シート?色々試してみようと思う。使い捨て手袋とトイレ掃除シートなど、100均で買っておこう。

イタリアの観光地の詐欺師とスリ師のテクニックは最高度だという。観光客の多い場所と公共交通機関の乗り物などその輩かたむろしているらしく、気が抜けない。ダミーの財布やダミーバックなどを用意した方が良いらしいが…カードやパスポートが取られた時に行うべき対処なども想定してローマの日本領事館で再発行に必要な電子戸籍も念のため用意しておこう。

転ばぬ先の杖って、心配しすぎかしら。

農家の直売所

今日は曇りで雨の降る様子はないが、蒸し暑さでエアコンなしで過ごせない。今年の6月から7月上旬まで雨の降る日が多く涼しく過ごせていたが、これから本当の暑さが始まるのだろう。

今日も農家の直売所へ行って大量のトマトと枝豆、インゲン、アスパラガス、キュウリのぬか漬けを買ってきた。直売所には12時になると近所の人達が集まってくる。農家のおじさんが会計しているのでちょっとした八百屋さんだ。

今まで気が付かなかったがこの農家の近くにはお野菜や果物などの作物を作っているところがある。近所の人達だけでもこれだけ需要があるのは農家の方にとっても消費者にとっても円満な商売ではないだろうか?朝収穫して、袋に詰めたり、束にしたりして、玄関に並べ終わって12時にお客さんが来る。たぶん2時間ぐらいでお店は売り切れ御免にしてしまうのだろう。

買い物客は並んでいないお野菜を『ネギある?』『キャベツある?』と畑まで取りに行ってほしい感じで尋ねる。