片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

インドの三つ星ホテル

インドについたその日は三ツ星のスタンダードホテルに泊まる。

ホテルでまったり過ごす旅ではないのでシンプルで清潔で安全以上の贅沢はいらない。などと思っていたが実際はインドの三つ星レベルは想像以上に埃っぽく古びていて壁も薄く、エレベーターも相当古びていて危なさそうなので階段を使う。

アメニティーは何もなく石鹸とバスタオルのみ一枚ある。

インドのトイレはウオシュレットはあるわけもなく東南アジアでよくあるミニシャワーがトイレのサイドに設置されている。

トイレットペーパーはほんのお愛想で設置されてはいるが巻が薄くてすぐ無くなってしまう。

ゲストハウスでなくてホテルなのでお湯は出てくるしトイレットペーパーもあるにはあるのだけれど。

いやこれも最初から薄々分かっていた事なのだ。

念のため日本からトイレットペーパーは一個持ってきてある。

どうせ夜寝るだけの滞在ホテルなのであとは慣れよう。

フロントのオジサン、と言っても私より年下だろうが、愛想はないけれど頼みごとに一生懸命、親身になって気にかけてくれた。

日本のきのこの山をプレゼントしたらナイススマイルを見せてくれた。

日本人的な遠慮するよりも困ったらどんどん頼りにするほうがむしろ信頼関係を築ける。

朝ごはんはチャイとスープとチャパティ、ヨーグルト、バナナそして卵を二つ焼いてくれた。ピウプより。

 

胡坐のカレーシェフ

3月上旬のインドは季節の変わり目ほんの短い春がある。

気候は日本の5月の初夏のような、昼は少し汗ばむ日差しだが吹いてくる風が心地よい。

インドに到着して夕飯はガイドさんにリクエストして有名なイスラム系のカレー屋さんに連れて行ってもらう。

シェフが胡坐をかいてドラムセットのようにぐるりと並んだ鍋を調理する写真をみて、ここで食べてみたくなった。

鍋は傾いており、座ったまま鍋の中を見ることができるが、胡坐をかいて料理するなどどうすればできるのだろう?

あいにく連れて行ってくれたお店は支店だったので胡坐をかいて料理するシェフは見られなかった。

バターチキンカレーとチキンビリアニという炊き込みご飯を頼むとドーンとカレーとごはんが来た。

カレーの味は日本で食べるカレーとほどんど変わらない味付けと食感だが辛さは特に選べないので少し辛めの味付けだ。

量が多すぎて完食できなかった。

これから日本にかえるまでカレー三昧の日々が始まる。

インドのお店は日本の銭湯の番台のようなところに座って胡坐をかいて店番をしている。ピウプより。

 

 

インド式のうなずき

インドの入国審査官は私の見たところ男性ばかりの窓口だった。

手招きされて審査官の前に立ち、ビザとパスポートを渡して待つ。

窓口の前にはスキャナーのガラス面があり、どうやら指紋のデータも撮るようだ。

ガラス面は指紋だらけで汚れていてスキャンがうまくいかないのか、両隣の窓口では何遍もやり直しをしている様子だった。

私もしっかりスキャンできるようにスキャンにしっかり指を置いて準備していたが、指紋は取らなくてもよいという。

入国審査はランダムに指紋のデーターを回収しているのだろうか?

ビザとパスポートを返してもらい直ぐに入国できた。

インドの人たちのYESはうなずくのではなく横に首を振るのがなんともチャーミングで、このインド式のうん、うん、を真似をしてみたくなった。

日本人の私が言うのも不思議だが、首を横に振りまくるのが上手い。

色々な人の首の振り方が違っていて個性的で面白い。

 

あの首を横に振るのは結構首の負担になるように思うし右と左均等に振り分けないと首の片方の筋肉だけ発達して首が曲がった姿勢になってしまうのではないだろうか?

ピウプより。

不味さ爆発

初めて旅行に行く国は気持ちが盛り上がる。

インドのデリーまでは東京から9時間、早朝家を出て羽田空港までチェックインやら荷物を預け搭乗ゲートまで来ると落ち着く。

女友達と旅行に行くのも久しぶりで日頃はじっくり話せる時間もなく、こんな時は存分に喋りつくすことができる。

これからの旅行のこと、今までのこと仕事のこと家族のこと、とりとめもなく喋り続ける。

長い航路、退屈な機内での大きな楽しみといって良いのが機内食だろう。

今回の航空会社は今まで何度も利用しているが機内食は美味しいと思ったことがない。

実際どういったコンセプトで機内食を設計しているのだろうか、とクレームを出したいくらいだ。

ごはんが酷い。中途半端なきりたんぽ状の団子ご飯の上にシチュー状のオカズが乗っている。

サイドディッシュのおかずは歯にしみるような冷たさの大根の煮物。

大学芋らしきものとゴマ豆腐の不気味なセット。

そして着陸前に出たスナックのパニーニは冷たくて溶けたての冷凍食品だ。

パニーニじゃなくて三角サンドイッチにしておけば冷たくてもよいだろうに。

ツッコミ満載の不味さについて隣の友人ともこの会社への機内食について30分ぐらい話してすっきりとした。

もし一人旅であればこの機内食の不満について心の中に鬱積しているだけだろう。

量は少なくてもよいので普通においしく感じられる機内食であってほしい。ピウプより。

食べ放題の心得

昨日の夕食はシェーキーズのピザ食べ放題に行った。

懐かしいシェーキーズは私が高校生位のころお小遣いをはたいてクラスメイトと行ったものだ。

あの頃は底なしに食べられた育ち盛りであったので有難いバイキングだった。

ジェーキーズの魅力はあの焼き立てが絶えず出来上がってきていつも熱々のピザを食べられるところだろう。

ボリューム感を満たしたい人の行く場所なので、老人、シニア、中年は健康的にも胃袋の許容量も不向きな場所といえよう。

許容量を超えて食べなきゃ損損という食い意地で頑張ると美味しく食べることよりも何か意地汚い感じになってしまう。

バイキングは苦手だがついつい懐かしくなって入ってしまった。

お客さんの回転率は速いし、ピザは足りなくなったら焼いて補充するだけの簡単な調理なので比較的フードロスは出にくいバイキングかもしれない。

食べ物を粗末にしたり、無駄な欲でお腹に詰め込むような食べ方はどうしてもしたく無いのは、美味しく気持ちよく味わいたいから。

 

もう少し食べたいな、ぐらいで止めておくのが美味しさをキープできる。ピウプより。

アフタヌーンティーじゃなくておやつ

おやつは一日の中で重要な楽しみの一つだ。

おやつに何を食べるか考えるだけで希望が湧いてくる。

アフタヌーンティーなんて気取ったものはおやつではない。

庶民的で気さくで簡単で素朴なのが最高峰のおやつだ。

焼き芋は一年を通じて食べることのできるおやつになった。

昔は四角くて赤い行灯のついたリヤカーの石焼き芋屋さんが冬に出回っていたけれど最近は見かけなくなってしまった。

アツアツの焼き芋を秤で測った重さで値段が決まる。

500円~1000円ぐらいだったから焼き芋は少し贅沢なおやつだったのでなかなか買ってもらえなかったので、お塩をぱらっとふった蒸かし芋を食べていた。

今や焼き芋などコンビニ、スーパー、ドンキホーテなど200円ぐらいあれば1本買える。

お団子系やあんこ系はおやつの重鎮といえよう。

餅系のお菓子はすぐ固くなってしまうので当日消費しなければならないおやつだ。

どら焼きも最近は贅沢にもバターやホイップクリームなど挟んで和洋折衷にしている。

おやつが取る時間がないときに重宝するのはチョコレート。

いつもカバンに入れてある。

おやつの時間はココロがほぐれる。

 

あなたと作ったシンプルなチョコレートケーキ、あれはとっても美味しかった。私だけでは作ることのできないケーキ。ピウプより。

 

無駄に高スペック

使い続け過ぎてしまったスマホとやっと買い替えてキャリアの乗り換えもした。

スマホに愛着を感じすぎるのと、タダの面倒くさがり屋なのが原因なのだ。

電化製品も10年で減価償却、買い替えの時期というけれど、なかなか思い切りがつかない。

冷蔵庫はたぶん20年使い続けて全く支障ないが省エネモードではない。

電子レンジも20年以上使い続けている。

洗濯機だって20年選手で丁寧に使い続けている。

炬燵は30年ぐらい?これは危険領域だろうか?

10年で壊れてしまえば踏ん切りもつくのだが、故障もしなければ壊れもしない。

他人の家の最新の洗濯機を使う機会があって慄いた。

洗濯物の選択肢が多い、とにかく多機能すぎて迷ってしまう。

そんなに分別にこだわって洗濯をする方が多いのだろうか?もっとシンプルな洗濯機を求めるユーザーだって多いのではなかろうか。

いまだに家電の洗濯機コーナーでは2槽のシンプルな洗濯機が売っているからニーズはあるのだろう。

日本の家電は無駄に高スペックすぎる。



私が子供の頃洗濯機はグルグル回るだけで脱水は人力のローラーを通して絞る簡単なものであった。一人暮らしならそんな設計のほうが便利だ。ピウプより。