片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

インドの知恵熱

インド旅行から帰国して知恵熱がでた。

大気汚染で喉もガラガラになり、医者に行くとそんな症状の人は予約してコロナ検査をしてからの診察だと素気無く言われてしまう。

お医者さんは処方のみ出してあげようということでお薬だけ頂く。

インド先輩おすすめの映画やドキュメンタリーなどを見たり、中田敦彦さんのユーチューブでインドの歴史や神話などを聞いたりしている。

この前はインド先輩に南インド料理店に連れて行ってもらい、そこのオーナーさんもインドのファンでインド四方山話を熱く教えてもらった。

インドの何が面白いのか自分でもよく分からないけれど、この強く惹かれる気持ちは何なのかを知ることが面白さなのだろう。

インドのいろいろなところへ行ってみたい。

ヨガ道場に通ってみたいのと、アユーラヴェーダの施設に入院(?)してみたい。

インドは日本の9倍という広さなのでもっと探求すれば未知との遭遇は無限にあるのだろう。

インドに負けないようにタフな体を作っておこう。

推しの心は希望を持つために大切だ。ピウプより。

インド旅の終わりに

旅の終わりはいつも寂しいようなホッとしたような心持で空港のゲートで待機する。

何かお土産で買い忘れたものはないか、ゲートギリギリまで何か買い物がしたくなるような、それともボーディングまでの暇つぶしの買い物なのか。

だれかに持ち帰るお土産はできるだけ消耗してしまうようなお菓子や化粧品などが良いと思っている。

日本で買える物もたくさんあるし、旅行者の独善的なチョイスのお土産になってしまいがちなので。

ふと人生の終わりも帰りの飛行機のボーディングのような感じではないかと感傷的になる。

キャッシュを使えるのも飛行機に乗る前まで。

冥途の土産みたいなもので、経験したこと全てが自分のお土産。

明日も明後日もガンジス川では朝の沐浴が行われ、夕方はプージャの盛大なお祈りを繰り返しているのだろう。

来年も再来年もタージマハルには大勢の観光客が押し寄せて写真を撮りまくるのだろう。

5年後のチャイのお店は変わりなく忙しいのだろう。

日本に着いたら随分前の自分のいつもの生活ルーティーンがまた始まる。



日本に戻ったら喉がガラガラになってデリーの大気汚染の恐ろしさを感じた。

 

 

 

インドの家庭訪問

日本に帰る前日にインド一般家庭のお宅にお邪魔してお食事をごちそうになった。

このツアーのプログラムの中に含まれた興味深々のイベントだった。

インド旅行会社の方のお宅で日本人の留学生を受け入れたり、日本人旅行者のおもてなしも慣れており、家族の人たちもいつも通りの晩御飯の様子でリラックスしている。

デリーの浅草チャンドニーチョークで見たお菓子屋さんで仕入れたようなカラフルなインド菓子を出して一つ一つ説明してくれた。

見慣れないお菓子の味わったことのない味、甘くてコッテリしたカロリー高めのお菓子。

息子さんらしきお兄さんが揚げたての甘くないドーナッツを南インド料理店からテイクアウトしてきてくれた。

豆で作ったワダと呼ばれる可愛いドーナッツで前日から仕込んで発酵させたり手間や時間が掛かるので近くの専門店で買っているという。

お手伝いさんが作ってくれたチャパティやらキーマカレーやらあれやこれやでお腹もいっぱい。

イメージ的には床に座って右手の素手で掴んで食べるような一般家庭を想像していたけど、ダイニングテーブルで日本とおなじ。

ウーバーイーツでいいんじゃない?みたいに気軽な。



お料理を作るお手伝いさんはテキパキお料理を作り出す。チャパティの作り方が慣れている。ピウプより。

 

ガイドさんがガイドブックに感動

現地の日本語ガイドさん達は日本に行ったことは無いという。

日本で出版されたヒンドゥー語と日本語と英語のイラスト入りのガイドブックを見せたらこんな本があるのかと、とても感動して欲しがっていたので日本に帰ったら同じものを送ってあげる約束をした。

このガイドブックはインド人特有のジェスチャーや習慣など分かり易く楽しく全てイラストで編集されている。

ガイドさんもインド人として当たり前すぎてわざわざ説明するまでもない日常のあれこれを日本人がどのような視点で理解しようとしているのかが面白かったらしい。

ガイドさんは本を見ながらこのジェスチャーはこんな場面でよく使うんだよ、とかこれは年配の人が行うことだとか補足情報をあれこれ教えてくれた。

翻って日本人である私たちの慣習は何だろうと考えるとなかなか思い浮かばない。

外国人の観察する日本人のイメージ、印象はという視点は逆に日本観光を案内するガイドブックから見ると理解出来るかもしれない。

自分の持っている視点は見ているようで見えていないことのほうが多い。

せっかく海外旅行に来ても視野を広げようとしなければ何も新しい発見はない。ピウプより。

 

 

 

KFCのチキンビリアニ

マック、スタバ、ケンタッキーフライドチキンなどのメニューは各国ローカライズされていて旅先の国のメニューのアレンジが楽しい。

デリー街中ではほとんど見かけなかったファーストフード・チェーン店だった。

ムンバイのような近代都市でないとファーストフードチェーンは出店しにくいのかもしれない。

デリー空港内のフードコートでKFCを発見できた。

ケンタッキーフライドチキンにバーレルというバケツ形のパッケージでパーティー用のチキンメニューがあったが、インドではその小型デザインのパッケージにビリアニという炊き込みご飯を盛りその上にチキンが乗っている。

ビリアニは細長いごはんを色々なスパイスをいれて炊き込んだパエリアっぽい炊き込みご飯で、南インド料理系のようだ。

フライドチキンどんぶりのようなメニューだ。

そのフードコートは南インド系の料理を出すお店が多くてメニューサンプルに見入ってしまった。

日本のようにメニューサンプルを作って分かりやすくしている。

 

カレーもついてくるけれどカレーは副菜的なポジション。ピウプより。

ツンデレなキャラ

デリーの街中はクラクションが鳴りっぱなしで一日中騒々しさ満載なのだけれど、意外と人間は寡黙な感じの人が多くお喋りも穏やかで、ペチャクチャいつまでも喋り続けるわけでもなく、かといって取り付く島もないくらい無口というわけでもない。

怒鳴りあったり大声を出したりというシーンは見ることはなかった。

いつもニコニコするわけでもなく、商売っ気がないのかムッツリ顔の人が多く、どう思っているのかどう考えているのかわからない表情のひと。

でもそれがニュートラルな表情なので気にすることはないということも旅の2日目ぐらいで分かってきた。

横向きのうなずきも肩がこるのではないかと思うくらい、声を出さずにうなずくのでそれもインドのニュートラルな表現なのだろう。

それでもこちらから心を開いて仲良くなろうとすればようやく安心してスマイルを見せてくれるのがツンデレなキャラクターでなんだかキュンとしてしまう。

 

観光地で写真を一緒に撮ってくれと頼まれる時も物凄いマジ顔なので何か魂胆があるのかと引いてしまっていたが、それがノーマルな礼儀の顔なのかもしれない。ピウプより。

細かいお金がいつも足りない

北米・ヨーロッパ方面の物価は円換算で例えばニューヨークでラーメン一杯3000円とか、パリのコンビニでおにぎり一つ600円とか。

円安でもインドでは物価はまだ低く感じる。

しかも安いので少額紙幣が大量に必要なのだ。

500ルピーが最高額の紙幣で日本円で約1000円弱ぐらいなのだけれど、少額の買い物の際にはえらく嫌な顔をされる。

どこのお店でも小額紙幣が不足しているようだ。

もちろん400ルピーぐらいのものを買うのなら問題にならないのだが、ちょっとした買い物は10ルピー、100ルピーぐらいがいつも誰もが必要なのだ

特に旅行者は細かいチップが悩ましい。

10~20ルピーぐらいの心づけは旅をしているとしょっちゅう必要なので小額紙幣を作るチャンスをいつもうかがっていた。

両替屋ではなくATMでキャッシングするのが簡単で手数料無しなのでATMで引き出すとすべて500ルピー札になってしまった。

手数料がかかっても両替屋で少額紙幣を作っておくべきだった。

 

そんな訳で500ルピーを使って100ルピー以下の小額紙幣を得るとすごく嬉しくなるという妙な癖がついてしまった。ピウプより。