片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

巨大なクトゥブ・ミナール塔

インドには世界遺産の多い国ランキングで6位。

国土の広さに比例してインドの世界遺産のスケールは大きいということが分かった。

デリーにクトゥブ・ミナールという世界遺産の巨大な塔を見に行く。

世界遺産ランキング第一位のイタリアで有名なピサの斜塔を連想させるような塔の形。

ピサの斜塔より20数メーターも高い塔で青い空を突き刺すように立っている。

周りに高い建物がなく広い空に塔の美しさが引き立っている。

この塔のある敷地には歴史的建造物が建っていて、静かな回廊を歩いていると今ではない何処かへ来てしまったような感覚になる。どこか遠い昔に引き戻されてしまったような。

入口のセキュリティーは混雑し沢山の観光客が入ってきても敷地は広大で建造物も離れているので以外にもひっそりとしている。

この建築物はヒンドゥー王の城壁を再利用して作られたということらしい。

イスラムヒンドゥーは相反する考え方があるのに何故インドでは共存できているのだろうか。

 

インドには神様が沢山いて日本の八百万の神々というものと一神教で無い点においては考え方が似ているかもしれない。ピウプより。

 

インドで家ついてっていいですか?

やっぱりもう一度行ってみたいガンジス川

水のある風景とあの群衆が作る熱気のようなものが引き付けられる。

今回は駆け足旅行だったのでゆっくりと歩いて一つ一つの場面を見つけたり見入ったりすることが出来なかった。

もっと時間があれば路地に迷ったりすることも楽しめたのに。

屋台の食べ物も味の想像のつかないような調理法と形で試してみたくなる。

インドの人たちの宗教と生活と習慣とが不思議で不可解で面白すぎる。

ガンジス川付近には目を見張ってしまうような人がこれでもかというくらい居る。

日本のようにクローン人間のようにお揃い人間ばかり世界から来た私には刺激的だ。

そんな人達の一日の生活を見てみたい。

インドには恐ろしい人がいて・・などと詐欺の被害情報などばかり心配していたけれど、会ってきた人達は皆大人しくて不愛想でスマイルこそ少なめだけれど心は優しい人ばかりだった。

もっと観察してみたいインド。

インド人の友達を作りたい。ピウプより。

初シロダーラ

アーユルヴェーダを一度はインドで経験したくてニューデリーの住宅街にあるサロンへガイドさんに連れて行ってもらった。

ガイドさんに店を決めてもらい諸々のスケジュール時間調整などもお任せしておくのは楽ちんだ。

これを自力でやり繰りするとなると、サロンの予約や他のスケジュールとのタイムリーディングなど精神的にもクタクタになってしまう。

ここで受ける施術はシロダーラというアーユルヴェーダでは代表的なものを選んだ。

まずは全身裸になって温かいオイルでマッサージしてもらう。温かく植物系の良い匂いに包まれる。

オイルはふんだんに使われるので全身オイルまみれになる。

全身マッサージが終わった後、仰向けになって眉間に香油を30分位ほど細く垂らしていく。

暖かくて気持ちよく、うつらうつらしてくる。

おばあちゃんが産湯につけてくれた日を、そんなもう忘れているはずの日を思い出すような幸せな気分。

30分油を流すのは相当な量の油だろう。

終わった後入念に髪の毛の油を搾ってもらい、シャワー室へ行く。

シャワーを浴びた後は心もさっぱりとした。

 

インド南部の本場ケーララへ行きたくなった。施術してくれたチャーミングな女性もケーララ出身。ピウプより。

 

毎日のチャイ

チャイはどこに行っても飲めるので毎日どこかしらで一杯飲んでいた。

街中のチャイ屋さんはひっきりなしにお客さんが絶えることがないので大忙し。

一杯驚きの20円から40円位の価格で飲める。

熱々のチャイはお猪口3杯分位の量なのでくいっと飲んでお客さんはサッサと立ち去る。

どこのお店もそんなに味の違いはないようだけれど、作っているところを見ると違ったハーブを使っているように感じた。

タップリミルクの入った鍋に砂糖やお茶の葉やハーブを追加追加して褐色のチャイが出来てくる。

日本で自分で作るチャイと違うのは熱々なこととミルクに膜ができないこと、そして使い捨ての素焼きの巨大おちょこで飲むこと。

この素焼きの巨大おちょこは口触りがざらっとしていて、それが熱々のチャイを美味しくしているのかもしれない。

勿体ないけどこのおちょこは捨ててしまう。

こんなお店が日本にあったら...と思いつつ、衛生基準法に引っかかって出来ないかもしれない。



お土産にチャイのインスタントを買って帰る。あまり期待してなかったけれど以外に味を再現できている。ピウプより。

クラクションの鳴りやまない街

ニューデリーの旧市街、新市街の道路は毎日ごった返しており、車線もないので車線変更も、信号も少なく右折も左折も入り乱れている。バイクやリキシャも混合参戦で入り乱れてよく目的地に到達できるものだと感心してしまうくらい。

ギリギリを攻めて車がすり抜けていくので本当に冷や冷やする。

日本でも狭いパーキングや狭い路のすれ違いで冷や冷やすることがあるけれど、ここではラッシュアワーなどギッチギチになりながら走行するので速度はないとは言えインド流のドライビングテクニックが必要だ。

ラクションがひっきりなしに鳴り響き、騒音状態なのでむしろクラクションなど鳴らしても意味がないような騒々しさ。

日本では考えられないようなクラクションの使用頻度というか使用しっぱなし状態。

だんだんそれにも慣れてクラクションがいつも鳴っている状態が日常になってくる。

2日間お世話になった専属のドライバーさんはインド人では珍しくクラクションは鳴らさないタイプの人だった。



そのドライバーさんはシルバーヘアーのジョージ・クルーニーにそっくりだった。ピウプより。

 

 

 

 

 

インドのおやつタイム

タージマハルのあるアーグラで食べたあのお菓子は何という名前だったのか思い出せない。

ネット検索でドライ・ペタという名前のアーグラ特産のお菓子であることが分かった。

ランチのデザートで出された、カボチャを砂糖で煮詰めて作ったという白い氷砂糖のような見栄えのおかし。

カボチャの質感がまるで感じられず水気のない大根を砂糖漬けにしたような食感だ。

シャリシャリという歯ごたえと砂糖漬けのわりにさっぱりとした口当たりが後を引く美味しさ。

日本のカボチャとは違うものだろうと思う。

空港でもこのお菓子がお土産パッケージになって売っていた。

 

インド人のガイドさんがドライブの途中でおやつタイムに出してくれたものすごくスパイシーで細かーいスナック。

ベジタリアンのマークがついている。

後から来る辛さが癖になる。

それと無茶苦茶食べにくい。粒状なのでつまんで食べるというよりは手のひらに乗せてそのまま口に放り込まなければならない。

それともインドの人はお食事の時もパラパラのものを指でまとめて食べるのがうまいのでむしろ粒状のもののほうが食べやすいのか?

日本人には無理。



ポテトチップスのようなサイズのスナックはなくて小袋に入ったスナックが売店に売られている。ピウプより。

 

要塞アーグラー城:幻想的な女性の空間

タージマハルを見学した後、ムガール帝国といわれたイスラムの権力者が建てた要塞のような宮殿のアーグラー城へ行った。

タージマハルは皇帝の最愛のお后さんのお墓で建設のために膨大な月日とコストを掛けたと聞く。

その後その皇帝は息子に地位を追われて幽閉された後そのお城からタージマハルを見ながら一生を終えた。

たしかにタージマハルの全貌が見えるところにお城は建っていて今もその景色を遮るものは何もない。

 

お城の中にイスラムらしく女性専用の部屋があり、靴を脱いで素足で入ると大理石がヒンヤリとして熱を取ってくれる。

吹き抜けで風も通りやすく大理石の床と壁がしっとりとした優しい冷気を作り出している。

壁にはクッキーの型のように規則正しく蝋燭を立てる窪みが施されている。

ここに蝋燭をともした夜は大理石に相乗して幻想的な影ができそうだ。

ここでお昼寝をしたり、瞑想をしたらどんなに気持ちがよいだろう。

一夫多妻制なのでお后さまのお部屋が沢山あってお城の内部は女性的な気配がある。

お城の外側は軍事要塞がなされて完璧に男性的であるのに。

 

           タージマハルが見える

建物の美しさ巨大さに圧倒されるだけでなく歴史の遍歴を感じられる空間。ピウプより。