だいぶ長く生きていると思い出遺産がモノに宿って、自分だけが理解できる価値を輝かせている。
それはモノに対する執着という言い方もある。
自分だけが分かるという価値が思い出遺産の最大の要点だ。
こういったモノは得てして他人には二束三文の価値もなく、ゴミなのだ。
それでも自分の好きなモノに囲まれてできれば幸せに包まれて生活できればそれに越したことはない。
自分にしか理解できない思い出なので最近は少しづづ思い出遺産とお別れをすることにした。
燃えるものであれば一人でお焚き上げ。手紙(奥ゆかしい!)などは、もう一度目を通して燃やしていく。
燃えるゴミに出してしまうのは心残りをつくってしまう。
燃やしてしまえば心残りもすっきりなくなり、こころ安らかに穏やかになる。
何かここで句読点をつけて生き方を変えてみようと、また3歳児からやり直しの気持ちで赤ちゃん先生から学ぶことにした。
赤ちゃんは悟っている。年を取って行くにつれ、この悟りから人間は離れて、そしてまた戻ろうとする。ピウプより。