片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

中古マンションのインフラ設備

私の住むマンションは竣工から40数年も経過している。見えない部分の劣化が進んでおり、まるで人間の老化と同様、血管劣化で梗塞や剥離などが突発的に起こるように、漏水事故や設備配線の不通などが突然起こる。

しかも同時多発的に。

今までの玄関オートロックと各部屋のインターフォンを結ぶシステムが壊れ始めた。

メンテナンスの保証も部品製造期限が切れたためメンテナンスできなくなり、システムの入れ替えとなった。

古いマンションは当時のインフラに対する設計デザインなので、設備をアップデートするのが容易でない。現況調査と内装を壊しての工事、そして内装の復旧工事。新設でつけるのと比べて予算が倍近くになる。

日本の中古マンションの価格も高騰し続けているというが、マンションは部屋の内装をリフォームにしてしまえば新築、まるで欠陥無しに見えてしまう。

古ければ古いほど見えない共有設備は必ず劣化している。

それに対処していける健全な運営の管理組合と充分な修繕積立金があれば良いのだが、これが揃っていないと恐ろしいことになる。

中古マンションを買った後にどんなことが起こるのか危機管理は持ち続けていなければならない。

古いマンションは住んでいる人もご隠居さんばかりだ。ピウプより。