人間の体は広くて何が起きているのか、自分の体であってもわからない。
総合診療医ドクターGという昔の番組を見て、病気の世界は広く、その中から一番真実に近い病名を見つけるドクターはプロフェッショナルの中のプロフェッショナルだと思えた。
世の中は原因不明の病もある。患者さんは見放されたような気持ちになるだろう。
それでもあらゆる手段や道をさがして患者さん自身が模索し続けなければならない。
だから患者であることで自分の病気についての医学を学んでしまう人もいる。
自分の体については自分がよく分かっているはずだし、日ごろから自分の体をよく観察して説明できるようにしておければ、いざというときにお医者さんに役に立つ身体の自己紹介になるのではないだろうか?
私も母が小脳に脳腫瘍ができたときをきっかけに脳に興味を持つようになった。
副次的に起こることや、術後の反応など知っておくとお医者様への質問もあらかじめまとめておくことができる。
お医者さんと一緒にカンファレンス、とまでは行かなくとも治療内容を理解し、患者としてできることは何か前向きに考えられるようにしたい。
世の中の医療の進歩は著しい。MRI検査も20数年前まではMRIが都心の一部病院にしかなかったように思う。しかも工事現場のような大音量をさせながら撮影しデータはフィルム現像で。今は昔。ピウプより。