NHKのドキュメンタリーを観る。日本で一番過酷なリハビリテーション病院に来る患者さんたちのお話。脳梗塞や脊椎損傷による体のマヒで車いすでの生活や寝たきりの人など重い障害の人たちが来る。
それでも歩きたい、自立した生活を送りたいという希望をもって。
それはそれはハードなリハビリを毎日毎日、さすがに数日後には挫けそうになりながらも、周りの患者同志たちの頑張りを見ながら、励ましあいながら、筋力がついてゆき、1ミリ1ミリづつ出来るようになってくる。
理学療法士さんの前向きなサポートはまるで個人トレーナーを付けたような信頼感。
麻痺した体を使えるまでにすることは使える筋肉を徹底して鍛えること、形状記憶させること、条件反射で無意識に動けるまでになること。
それは毎日毎日の意識しながら繰り返しの地味なトレーニングとトレーニング量で、それを今よりも向上させるためには、なお負荷をかけたトレーニングが必要なのは運動選手だけでなく、リハビリの必要な一般人も同じだ。
そしてコツコツと1か月2か月自然に車いすを卒業できるのだ。
人間の体の力の伸びしろは計り知れないと思う。体が動く、歩ける、自立できるその喜びは逆転ホームランのような喜びに違いない。
出来ないことが、ひとつ出来るようになる喜びは次への挑戦のモチベーションの種になる。ピウプより。