先日訪れたソウルの市場で買ったコッカンマリ。
これは初めて食べる美味しくて、素朴で、体にもよくて、伝統的なお菓子。
干し柿でクルミを巻いただけ、とはいえ見栄え美しく、干し柿とクルミの形のバランスをとって作るので機械で作るのではなく手作りにしなければならない。
秋の季節感と作った人の美的感覚を必要とする美しいお菓子。
市場の伝統菓子屋さんでもなかなか見当たらなかったけれどようやく発見できた。
お菓子屋さんに並べられたお菓子の中でもひときわ地味で、これはお菓子なの?とたぶん知らない人は目にも留めず、留まらずのルックス。
肉屋のサラミのように何本かゴロっと並んでいるのでお菓子屋さんでは場違いのような見栄え。
でもそれをスライスすると美しいクルミと干し柿のアーティスティックな模様がでてくるのだ。
ワインのおつまみにも合うし、ウイスキーにも合いそうだ。
素敵な食べ物を発見できて味わいも喜びもひとしお。
食いしん坊一族に生まれた私は美味しい物に目ざとい。ピウプより。