片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

土地ならではの味わい

旅に出て楽しみにしていることの一つは食事だ。

その土地で採れる新鮮な食べ物やその土地の気候、その土地ならではの何かがその土地でしか味わえない。

東京にはあらゆる土地の食材が手に入るし、あらゆる土地の料理を食べることができるのだけれど、やはりそれはその土地で食べるのが断然美味しい。

それでも癖の強い料理でなかなか美味しいと思えるところまでたどり着かない食べ物がある。

特に匂いのキツイ物は第一印象でダメダメモードになってしまう。

外国人の方は納豆を食べるハードルは高い。まれにお好きな方もいるが、その人の味覚の感受性範囲は広いのだろうと思う。

私の父は臭いものが大好き人間で、くさやは臭ければ臭いほど美味しいというし、ドリアンのあの強烈な匂いで涎がでると言っていた。

匂いのみならず見た目のグロテスクさというのも美味しいと思える以前の料理がある。

母の故郷ではしもつかれという節分が終わった後食べる炒った大豆をドロドロにして塩鮭と人参やキノコの和え物がある。

見栄えは良くないので初めて食べる人には躊躇されてしまう。

それでも栃木や茨城で育った人には懐かしく美味しいものらしい。

 

子供の頃から食べつけているものはいつも美味しい。ピウプより。