片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

5日家に籠る

熱っぽく怠いので、もしやと思いコロナ検査キットで調べると陽性であった。先月よりコロナの隔離療養に対する要請が緩和されて、5日自宅での療養を推奨ということらしい。解熱剤を服用して寝て過ごす。

熱もあるし怠いけれど、退屈極まりない。本を読む気にもならないし、食欲もない。コロナが過ぎていくのを解熱剤を飲みながらをやり過ごすしかない。健康で毎日絶好調の人間がいきなりこんな調子だと気分も落ち込んでくるけれど、そういう時こそ、自分が試されるのだ。

今週のスケジュールはすべて白紙に諦めて、コロナというのがどんなものか味わうくらいしか今は面白いことがない。パルスオキシメーターもあるし、体温計も昔ながらの水銀のやつとデジタル体温計をスタンバイさせて朝となく昼となく測定している。体温も舌下で測るのと脇の下では温度が違う。舌下のほうが高くなる。パルスオキシメーターは96から98と正常値内。一応コロナセットはお薬箱に準備してあった。

どこでコロナをキャッチしたのか分からないが、いまや人間の集まるところにコロナのないところなどないだろう。第9波のコロナ波の中、たぶん疲れて電車の中で寝ていたときかと思う。免疫力やや劣るモードの時に。

部屋にこもりながらアンネ・フランクさんのことを想いうかべる。健全な10代女子が2年も隠れ部屋に息を潜めなければならないとは。ピウプより。