片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

ひとり一息つく日

なぜ私が食事を作る担当になったか今となっては定かではない。料理が上手いとは言えないが、夫と私でどちらが手際よくおいしい料理ができるのかという比較で私が勝っている。食べる事が好きなので料理は苦ではないけれど、夫の好みを加味して献立を立てなければならないし、腹時計も微妙にズレている。この最小ユニットの共同体もリズムをお互いに帳尻合わせしつつ暮らしている。今日から2日ほど夫が留守なので一人伸び伸びと自分のペースで過ごす。昼過ぎに、前から気になっていたカフェにふらりと寄る。ビールとほうれん草のいっぱい詰まったイタリア風サンドイッチを注文して頬張る。一体何が入っているのか不思議なほうれん草クリームの味が良い。ゴマのバンズに挟まってホットプレートでプレスして温められている。このカフェの内装はまるでイタリアの何処かにあるような古いカフェを再現している。ANTICO CAFFEというショップでこの雰囲気だけでも味わいが素晴らしい。グラスのビールでほろっとリラックスできた。今日の晩御飯は考えなくてよい解放感と共に。

スタバやドトールのように入り浸って勉強や仕事をして長居するようなあの感じではなくて、ひとり一息つける雰囲気の良いカフェがあったらと思う。ピウプより。