片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

美味しいものがある地味なストリートin NY

ブルックリン、Bargen St.にはどのくらい

住んだろう? 

こじんまりとした住宅街で、部分的にはアラビ

ア系移民の方々が暮らすところもあり、

イタリア系移民の方々がメジャーだった。

アラビア系のベーカリーがあって、そこで

チーズとほうれん草の入ったパイをよく

買っていた。

ほかにはゴマのどっさり乗っかった薄っぺらく

て長ーいパンとか蜂蜜漬けになってナッツが

どっさり乗っかった頭が痛くなるくらい甘ーい

パイとか。

種類はたくさん、どれも見慣れないパン群

美味しいけど、何か訳ありのような濃ぉい味付

け。面白いパンの名前をもっと覚えておけばよ

かった。

ベーカリーの向かい側には喫茶店があり、

アラビア系の男性のみがたむろしていた。

エキゾチック、ど真ん中でこの喫茶店に入るの

は肝試しより勇気のいる行為。

特に女性は。いつもベーカリーに寄るとチラッ

とその気になる喫茶店をみた。

ベーカリーは人気があっていつもお客さんが絶

えなかったので、近くには屋台も。

ファラフェルという豆の揚げたてコロッケと

サラダをピタパンにいれて、濃厚なゴマと

レモンのタヒニソースをかけたサンドを売って

いてそれもよく買った。

イタリアンも小さな気取らない郷土料理的な

お店があってとっても暖かく素敵な味付け。

きっとマリネラソースは手作りで何を頼んでも

美味しくて体に良くて安全な味。

 

美味しく珍しいものがたくさんあって食い意地

のはった人にはたまらない通り。

まだあのベーカリーと怖い喫茶店、イタリアの

マンマのお店は存在するのかしら?

あのお部屋のバスルームには天窓があって朝の

バスタブは本当に幸せだった。

また行ってみたいな、バーゲンストリートへ。

ピウプより。