片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

体の使い方

自分をニュートラルにするってそう簡単にできない。どっかしらギアが入っているようだ。どこにも力の入っていない体=ニュートラルな体は楽に動かせて、疲れにくい、ということらしい。只今体の使い方を練習中。

今まで自分の体のことを意識したことなどなく、立ち、歩き、走り、しゃがみ、無意識のまま動いていた。自分の体の中に背骨があって始まりは鼻の後ろあたり、そこから昔のしっぽ跡の骨まで、だるま落とし玩具のように26個の背骨が積み重なっているらしい。普通は自分の背骨のことなど知らないまま死んで骨になる人ばかりだろう。

私はピラティスとヨガを始めたので、背骨のことを指摘されない日はない。背骨に意識を向け、背骨はどうなっているのか想像しながら動き、感じるようにと必ず言われる。背骨さえしっかりしてれば足も手も楽に動かせるらしい。

彫刻家などは解剖学的なものも学ぶのだろうから、ミケランジェロなんて彫刻作りながら背骨を意識せざるを得なかったろうと思う。ミケランジェロは芸術家でありながら、もしかしたら能動的な人だったかもしれない。彫刻を作っていても疲れない身体だったろう。

そんな訳でケンタッキー・フライド・チキンを食べながら、これは背骨でインナーマッスルは今食べているあたりかな、なんて背骨を意識している。

自分の体であっても分からないことばかり。また一から作り直し、学びなおし。それもまた楽し。 ピウプより。