片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

芸術について語ることができる喜びは。

高校時代の友人がリラクゼーションサロンを開いており、

月に一度はボデイケアをお願いしている。

彼女に会うといつも芸術について、美について、深く広く楽しく話せる。

それは私たちが高校時代に伸び伸びと自由自在に学び、吸収することができたから。

 

私たちの高校は美術科・音楽科と1学年2クラスだけで、

同じクラスで3年を過ごす。

私たちは美術科でその中もコースがまた細分化し、

彫刻科・デザイン科・油彩科‣日本画となっていた。

 

10代の半ばから、描くために、形を色を観察すること、感性と技術を学ぶ。

そのほかも盛り沢山で写真やら、版画、工芸など、一通りの分野を経験する。

西洋美術史は必修だった。

 

何もなーんにも無い10代半ば、白紙なのだ。真っ新なのだから、

ぐんぐん吸収し、伸び盛りなのだ。

感性の鋭いこの時期にこれでもかと思うほどの学びを注入注力できたのは

私たちにとって正に僥倖。

これが私たちとってこんなに大きな財産になるとはその頃には思いもよらなかった。

 

今私と彼女はそれから何十年の遠近法で語ることができるようになった。

私たちは芸術・美術の同志、現在進行で美に対する思いや感性を磨き続けているのだ。

 

あなたともいつも美しいものについて語り合う同志。

画集を見入ったり、展覧会に行って大感動したり、

ビビッドにビビりまくりだったね。ピウプより。