片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

美味しいお稲荷さん

お稲荷さんがたべたい。手作りのお稲荷さん。お稲荷さんはそんなにご馳走という食べ物ではないけれど、意外と手間がかかる。

油揚げの下ごしらえ、湯通しして後で袋になるようにお箸でコロコロほぐしておく。めんつゆとザラメでコックリと柔らかくひたひたに煮詰めて冷ましておく。ごはんは固めに炊いて、お酢を振りかけながら団扇で冷ましながらおしゃもじで米粒をつぶさぬように、団子にならないように和えまぜる。ここにお好みで蓮のきんぴらを入れたりゴマを入れたりアクセントを加えても。それから油揚げの袋に酢飯を詰めていく。

ここまで真面目に丁寧にやろうとすれば半日ぐらいかかってしまう。お稲荷さんなんてどこでも簡単に手に入るけど、手作りのお稲荷さんの美味しさと言ったら別格。一度にたくさんできてしまい、人が集まらないとなかなか作れない。

お店で買うお稲荷さんは味が濃い目で甘みも強くてあまり食べたくない。関西系のお寿司屋さんは押しずしやお稲荷さんがメインで結構味付けも薄めなので美味しく頂ける。

食欲の秋、ついつい食べ物のことばかり考えちゃう。今日の晩御飯はどうしよう。明日の朝ごはんはどうしよう。うれしいような悩ましさ。ピウプより。