片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

成熟しすぎた外食産業

私の暮らす街には、常にパンケーキのお店とラーメン屋が多い。先月ぐらい前まではマックを含めてバーガー屋が雨後の竹の子だったが、つい1年ほど前まではタピオカミルクティーの店が雨後の竹の子だった。そんなの毎日たべないっしょ、て言う店がなぜどっと出店するのか?

ビルド&スクラップ、次から次へと新陳代謝はげしい。リノベーション工事するだけでかなりの先行投資で物見遊山なお客様は並んだり、混んだりは最初の1か月。あとは店の奥で寂しそうにバイトが佇んできたら、そろそろお尻に火がついてくる。商売は、飲食はかなりリスキーなギャンブルでしょう。それでも続々また新しい店が出来てくる。

コロナ禍ということもあってか集まって飲んだり食事したりする機会が相当減った今、特にファミリーレストランは店舗を縮小している。日本の外食産業は過当競争、供給過剰だ。

オランダ・アムステルダムに行ったとき、外食産業はほとんどカフェタイプでできる食事はパンとハムチーズぐらい。気楽なレストランがなかなか見つからない。屋台でポテトフライを食べるか、マックでバーガーか。こんな時松屋とか吉野家とか手頃な定食屋があればなあ、と日本の外食産業の層の厚さとバラエティの素晴らしさを思い知った。

 

日本は今、外食天国。インバウンドのお客様が少ないのがもったいないけれど。円安のたたき売り状態の今、コロナの終息と海外からのお客様を待つしかない。ピウプより。