片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

思い出の高級店

レストラン選びは集まる人の食の好みや会合の目的によって選ばなければならない。

一番気軽なのは気の置けない女同士のおしゃべりの集まり。リラックスできて面白みのある個性的なお店もおしゃべりのタネになる。

老若男女不特定の場合は価格も味もジャンルも無難なレストランが良い。ロイヤルホストみたいなファミレスとかお酒も必要なら安すぎず、高すぎない居酒屋とか。

安い居酒屋は声が大きくてうるさいお客と店員がいるからNG。

お酒も飲めなくて早食いで会話の少ない人は定食屋とかB級グルメ、フードコートとかだろうか。

私は食いしん坊なので美味しければどこでも何でも特に拘りもない。安かろうが高かろうが。

 

一人前3万円以上のレストラン、すし屋とか天ぷら屋とか高級料亭のようなお店へ行ったことはない。

20代のころ友人のご両親に大変高級な日本料理をごちそうになったことがあった。

お値段はお如何ほどであったのか知る由もなかったのが相当のお店であったろう。

メニューも看板もないような行灯一つだけが目印みたいなお店。

そんなところへ行ったことも、行く機会もない若い私にハイクラスの体験をさせてあげよう、というおじ様おば様の思いが嬉しくて。料理の一品一品の味が今でも思い起こせる。

 

思い出に残るその時の品、城下カレイと松茸の土瓶蒸し、食べ方も風流も分からず恥ずかしかったけれど、ウットリしながら食べたあの日。ピウプより。