10月に入り、待ちわびていた秋がようやく顔をだして安心した。
朝の5時起きて外にでると肌寒く感じる。
日が昇れば秋らしい のんびりした優しい日差しで外出したくなる。
そんな陽気のせいか、坐禅も穏やかな気持ちで臨むことができた。
今日の坐禅はひょんなことから一つ学べた。
坐禅はお線香が1本切れる時間を1炷(いっちゅう)と言っていって1炷ごとに1回休憩を入れて3炷(3回)行う。
3炷目が始まりかけて何処からともなく現れたお坊様が私の隣に坐禅を組み始めた。
坐を入念に整えると大きく深い呼吸音を立てながら空気を吸う、吐くを繰り返している。
そして吸う長さ、吐く長さ調度同じぐらいのタイミングでリズミカルにスムーズにかなりの長さのロングブレスだ。
それはまるで人工呼吸器の音のように定期的な呼吸音だった。
私も真似をしてみても、一つ一つの呼吸の大きさを同じに繰り返すことができない。
呼吸は自律神経がコントロールするものだがお坊様のあの呼吸方法はヨガで習っている呼吸法にも似ている。
お坊様は読経する際も息継ぎをしているのかしていないのか分からないのはあの呼吸法ができるからだろうと思う。
3炷目は呼吸を懸命に真似しようとしているうちに終わってしまった。坐禅で積極的に行うことは主に呼吸だった。ピウプより。