片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

良い空気と良い空間

私の住むマンションはペットを飼ってはいけないことになっている。

マンションのルールブック(マンション管理規約)というのがあってそこに禁止事項、や書類の提出義務などの規則が並べてある。

マンションができたのがもう40数年前なのでルールも古いまま、ライフスタイルの時代変化で現状にそぐわない内容になっている。

ルールも厳格に守るというより、よっぽどの問題に波及したときのリスク回避のため、という解釈が妥当だろう。

常識というあいまいなボーダーを大きく外れてしまった場合に備えてのルール。

だからペットを飼っている人も多いし、よっぽど躾の悪いペットでない限りみな暗黙の了解である。

ルールに厳格な人が居住者に居たりすると問題が大げさになって起きてしまうことがある。

あの人はペットを飼っている、管理規約を守っていない、と指摘し始めると平和に暮らしている居住者も不安になる。

そういうストイックさというのは最近の正義を味方にした暴力に似ているかもしれない。

お互い様というの寛容な気持ちで共存共栄、良い呼吸のできる空気を増やしたい。

敷地内の植木に自発的に水をやり、通る居住者に声をかける人がいる。人知れず良い空間を作ってる人。ピウプより。