片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

ずるい人の研究

長年、生きてきたので良い人悪い人の、見る目も身についてきたと思うのだが、最新のズルい人は演技力が凄いし、詐欺師か犯罪か合法かというギリギリの線でハイレベルなので、悪人を見抜くのも悪人情報をアップテートしていかないと見極めも難しい。

法律に触れず、罰されることもないスレスレでズルをする人は世の中にごまんといる。

ずる賢い人は自分がズルいことをしていてもそれがノーマルなので悪いと寸分も思っていない。

誰でもこんなことぐらいはしてるのさ、てな感じで人を出し抜いても何の罪悪感も感ぜずにいられるからこそずる賢く生きていけるのだ。

しかし、いつまでもずる賢くしていられるのだろうか、時代が変わればズルも陳腐化していくし、ずるい人も年を取る。

ズルをするのも気力体力と知恵がいるので年を取ればズルの脇が甘くなり、誰も相手にしなくなる。

年を取る前に狡さから脱却していかなければ醜く辛いだけになる。

改心もなくズルく年を重ねてきた人は哀しい。

正義に拘泥して融通が利かなくなってしまうのも哀しいね。ピウプより。