片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

北風と太陽

力を抜く事と手を抜く事は同じではないようだ。

力を抜くのはなかなか簡単ではないけれど手を抜くのはそんなに難しくはない。

ある日、いつも行うヨガの工程が楽になったように感じる。

いつもなら終わった後クタクタになってしまうのだけれど、体が軽い。

動きもいつもより力が抜けてスムーズに楽に動けたように感じる。

体がいつの間にか学習して効率的に動いて余分な動きが少しばかりなくなったようだ。

どこがどう変わったかということはわからないのだけれど、筋肉同士が助け合い、連結プレイがうまくいき始めたのかもしれない。

いろいろな筋肉に命令をだして意識して動かそうとしているのが伝わったのか、今まで疎かにしてさび付いた筋肉もよっこらしょと目覚めようとしている。

気づかないほどのユックリさで、まるで種から芽がいつの間にか出てくるようにひょっこりと身体のほんの少しでも進歩を感じられると今日一日が嬉しく希望に満ちてくる。

力が抜けると強制しなくても自然に望む動きが叶う。

北風と太陽のお話みたいに。

 

感覚を研ぎ澄ますのも体を動かす事と同期している。ピウプより。