昭和のスポーツのトレーニングは闇雲にうさぎ跳びとか腹筋とか精神的な根性を身に着けるための原始的な内容だった。
科学的な根拠もなく、むしろどこかを悪くしたり痛めてしまうようなトレーニングだ。
休憩の時は、水道の蛇口から直接ごくごく水道水を馬のように飲んでいた。
国産のスポーツドリンク ポカリスエットはまだ出ておらず、米国のゲーターレイドが唯一のスポーツドリンクだったけれど学生の身で飲めるような気軽なものではなかった。
本日のヨガレッスンは地味だけれどハードな内容だった。
ヨガのポーズを取る動きをするのではなく、傍から見れば不思議な、何のためのトレーニングか一見では理解できない科学的なエクササイズ。
現代人は体を動かす生活から遠い日常生活を送っていることも認識しにくく、せっかくの繊細な筋肉群も宝の持ち腐れとなっている。
デスクワークなどの一日でほとんど動かすこともなく血流が滞り硬くなり、動かなくなったお宝筋肉を呼び覚ますには、筋肉の知識と工夫が必要だ。
そのエクササイズを行って辛いところが呼び覚まされた筋肉。
そして次の日痛みを感じる筋肉が眠っていたお宝筋肉群。
お水もガバガバのむのでなくチビチビと頻繁に科学的に飲んだ。
ウエアも科学的に軽く、通気性を持ち、遮光性、機能性そしてデザイン性がどんどん進化してゆく。運動着と運動靴はもう古語。ピウプより。