片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

人間の体はハイスペック

人間の体がどんなにハイスペックであるかと言う事を思い知るこの頃。体にある筋肉は使わなければ使い方を忘れ、そして使わないうちに退化していく。実感しやすいのは足の小指。足の小指を動かそうとしても動かない。幼児の頃は動かしていただろうか?そんなこと憶えてはいない。動かすには小指を見つめながら、動け動けと念じながら脳で命令するとピキッと動いたような気がする程度。とくに私の右足の小指は鈍感だ。

そんなとこ何時使うの?使わないのだからいいじゃない、生活の中で使えるとこだけでいいじゃないと思いがちだけれど、体の中には縁の下の力持ちのような筋肉や影武者のように頑張ってくれるた~くさんの筋肉が存在するのだ。自分の知らぬうちに同じ筋肉だけに頼り、右側左側どちらか片っ方だけをエコひいきに使い回してしまう。するととんでもない身体が出来上がっているにもかかわらずそれをニュートラルな位置と思い込んで試練の道をいってしまう。

この有能な影武者筋肉たちを呼び覚まさなければ眠ったまま廃用萎縮という四文字熟語で書くと恐ろし気な表現になってしまう。せっかくこの世に頂けたこの体満遍なく使いこなして過ごしたい。

体操のおにいさんのようなピラティスの先生が自分で動かしているか使っているか感じにくい筋肉をこれから強化しますよ!と言ったけれど、禅問答のようなレッスン。ピウプより。