片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

えのきだけのような日本人

日本人はえのきだけのように誰もかれもが十把一絡げで一人一人がノッペラボウに見えてしまう時がある。

自らえのきだけになろうとしてしまうのは日本の教育方針のせいでもある。

あなたとほとんど同じように暮らし、同じような考えをもち、異論はありません、と大人しくしていればお互い安心して平和にお付き合いできる。

特に組織の中では一束になって同じように動かなければならないという観念が強い。

でも一人になったとき、もしくは家族と過ごすときえのきだけのかぶり物を脱いだ自分が顔を出してくるのではないだろうか?

誰もが各々違う道を通って、違う経験の重ね方をして、違った感じ方、違った運命を味わってきているはずだ。

一緒に暮らす血を分けた家族であっても。

 

日本人であればほとんどの人が難なくえのきだけになれるだろう。

えのきだけもじっくり見れば一本一本は違う形をしている。

 

和の国ニッポンは好きだ。

でも本当はもっと面白く本音で自然な自分を出していけるように工夫していきたい。

たった一人の意見であっても。ピウプより。