片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

物語を見つける旅⑫

韓国はスピーディーに清潔に近未来的にドシドシ変化し続けている。

ソウルの暗部、明るさという面でも暗闇がなくなって何処もピカピカに輝いている。

10年前、地下鉄の駅前には寒いなか障がい者のホームレスが乞食業をしていたり、健常者のホームレスも広い地下道にズラリと並んで横になっていた。

地下鉄車内にも物売りが移動しながら、どうしようもない雑貨を売り歩いているのに度々であったりした。

あの人たちは何処へ追いやられたのだろうか?

ソウル市庁舎付近を中心として高層ビルの立ち並び、ビル正面には巨大なモニュメントが出現している。

いつの間にかモニュメントが増えている。

一時的な設置のインスタレーションのようなものではなく重量感ある彫刻のようなモニュメント。

面白いモニュメントだけれど、時が過ぎて古びれてしまえばこの巨大モニュメントも撤去されてしまうのだろう。

オスカー・ワイルドの幸せの王子の像のように。

 

 

キム・ギドク監督のロケのような街、汚くて暗くて、それでも生活を日常を淡々と過ごす人が住んでいるような、そんな所を散歩するのが本当は好き。ピウプより。