インド映画と言ってもよいのだろうか?
モンキーマンという『復讐アクション超大作』という大味な触れ込みのロードシショーを観てきた。
制作者が様々な国の人で撮影地がインドでなくても、架空のインド都市という設定なのでインド要素がたっぷり盛り込まれている。
復讐アクションの割に女性がたくさん出てくるのと、LDGVQのインド人のコミューンが出てきたり、超越した高層ビル群のすぐそばにはスラムと汚い川が流れていたり、いかにも存在しそうな暗い売春屈があったりというのはインドのリアリティを感じられた。
ストーリーも盛り沢山で、昭和のアニメのようなレインボーマンやタイガーマスクのようでもあり、香港映画のカンフーアクションのようでもあり、韓国の暴力団抗争映画のようでもあり、良くも悪くもシッチャカめっちゃか。
そんな、より取り見取り・盛り沢山なところがインド映画の魅力だと思う。
まるでインド料理のお皿のように。
インド料理はプレートにある色々なカレーやチャッツネ、ヨーグルトソースやおかずを少しづつ混ぜて自分の味にしながら、手でこねて食べる。
だから色々なスパイスのカレーや色とりどりのチャッツネがなければ一つのお皿が楽しめない。
インド映画の魅力はこの多様性とカオスそのもの。ピウプより。