片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

ぼんやりと見ること

見えているはずなのだが見ていないことがある。

視界に入っているのだけど、目は見たいものだけを見ている。

気づけるところにいるのに気づけないことがある。

それも意識していないので気づくことができない。

意外とぼーっと何も考えずに歩いていると、ふと目に飛び込んでくる情報もある。

ああ、こんな花ここに咲いていたことを知らなかったとか、信号を待ちながら近くの掲示板をまじまじ見ると面白い無料講座が見つかったとか。

何かを見ようとするのではなく自然と引き寄せるのか、ただ目に入ってくるという偶然の情報。

意識はしていなくても日ごろ自分の都合や願望に合った見方をしてしまい、失望したり腹が立ったり、それだけしか見えなくなってしまったりしてしまう。

ありのままのものをありのままに見るというのは意外と行っているようで行っておらず、ゆがんだ世界を見ているのかもしれない。

今日のヨガのレッスンは、ぼんやりとした視界で動くということがテーマだった。

 

 

夢中になるとどこか一点を凝視してしまうようだ。ピウプより。