片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

部活の野心

むかしむかし、中学生の頃バレーボール部に入って3年間部活を続けた。

レギュラー選手になってやる!という野心はこれっピッチもなく、顧問の先生がかっこよかったのと、背を伸ばしたいのと、内申書を上げるため。

運動能力のセンスもなく、運動神経も良くないので万年補欠であったけれど、体を動かすエクササイズはむしろ好きでコツコツと毎日欠かさずで部活に出ていた。

体力だけはレギュラー選手よりしっかり身に付き、身長も中学一年の時は最前列の145センチメートルだったが、三年生には164センチになり後ろから2番目ぐらいになった。

2年で19センチも伸びた。

育ち盛りの食欲で学校の帰りにお好み焼きを食べ、家に帰って夕ご飯もみっちり食べたのだ。

顧問の先生はおじいちゃんと言ってもよい引退間近の方であったけれど、身長は高くモデル級のスタイルの良さ。さすがバレーボール選手。

真面目に部活に出る私に評価の高い内申書を書いてくれたことは間違いない。

一応、私は方向性の変わった野心を満たして3年間の部活をやり遂げた。

 



何故か、体育の成績が良かったのが不思議だ。足は遅いし、跳び箱も高いのは無理。ただラジオ体操だけはピシッとできたからだろうか?それともプールの授業は無欠勤で出たからだろうか?成績も先生の気まぐれで決まる。ピウプより。