片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

思いやりを考える

日本人は思いやり度の高い国民だと思う。するとたまに人が良すぎて利用されやすく、悪い人たちはクリエイティブな詐欺を展開できる。その思いやりの心を容易く利用しやすいと言う事でもある。一方、その思いやりというのが独善的で自己満足の思いやりであることもある。その一つに贈り物、お中元とかお歳暮しかり、旅行から帰ってきたら皆さんにお土産とか、クリスマス、バレンタイン、そそらそらそら。これが形式だけの贈り物であれば世の中の公害にもなりかねない。運送にかかる排気ガスや過剰包装によるゴミ、食べきれない贈答品のフードロスなど。旅行のお土産も捨てるに捨てられず、バレンタインは貰うのも送るのもうんざりする。かつての日本のように贈り物は本当に貴重で送るほうも頂くほうも有難かった時代では無くなってしまった。

障害を持つ人、痛みを持った人に対しても思いやりはよくよく考えて安易な慰めの言葉や一方的な行動は慎まなければならない。型通りの思いやりで接するのは余計な障害や痛みを増やして仇となってしまうことのほうが多い。そんな時はただ何もせず、見守ることも思いやりになるだろう。価値のある思いやりを考えたい。日本人の思いやりの思想を高めて美しく調和のあるものにしてゆけば、平穏無事、平和な世界に近づけるだろう。

謙虚な精神であることも日本ならではだが、私も含めて困っているときに遠慮せずうまく人に頼ることを学びたい。障害をもつ方も周りの助けたい人たちがどうすれば役に立てるか発信してほしい。ピウプより。