片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

ご隠居の作法

おっかなびっくりご隠居生活を始めて早4年になろうとしている。

だいぶ隠居業も板に付いてきたろうか?

学生時代は同じ年で卒業するものだが、現代の隠居は人それぞれのバラバラのタイミングのようだ。

昔の人は58歳で年金生活が始まったらしいが、今の感覚は70歳まで働くのが標準というのも驚きはなくなってきた。

年金が出るまであと数年。

もう我慢と無理は十分使い果たしてクタクタになってしまったので、今は働きたいと思えない。

会社を譲渡して両親を見送った後は少しづつ自分のために自由な時間を使う練習をしてきた。

人は人、自分は自分と言いながらも、堂々とジャブジャブ遊ぶのも気が引けて、こっそり遊ぼうとする自分がいじらしく感じることもある。

子育て、介護、仕事と修行真っ盛りの同世代の人の前では自由を味わっている自分は控えめにしておく。

後ろめたいことは何ひとつないけれど同じ空間にいても、人はそれぞれの価値観の世界に存在している。

礼儀正しく遊びたい。

明るく元気に楽しく、と幼稚園のキャッチフレーズのように過ごす。ピウプより。