片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

旅するように暮らし、暮らしながら旅をする。

これまで引っ越しは10回ぐらいしてきたので、その度に荷物は減っていて

持ち物や家具は少ないほうだ

今住んでいるところは駅が近くて便利な場所だが、家の中は1LDKという

2人で住むには少々きついかもしれない。

私は慣れてしまって、意外とコックピット化できたかな、と自慢げに思っている。

 

永平寺の雲水さんの生活はミニマリズムの最たるもので、起きて半畳寝て一畳、

自分の持ち物、座禅の場所、寝具、生活の所作までコンパクトに収まっている。

その生活のルーティンがアートといってもよいぐらい極めてある。

 

私の生活はそこまで究極のストイックさはないが、この部屋のサイズ感が

楽になってしまった。

掃除もすぐ終わるし、暖房冷房すぐに効き始めるし、部屋から部屋へ移動もない。

もう一部屋あれば、というのがささやかな欲。

 

インテリアに凝ったり、パーティで人を呼んだり、そんなのも面倒になって

きたし、そういった空間は外で味わったほうがむしろ気楽で解放感に浸れる。

そんなわけで広~い家に住みたいとは思わなくなってしまった。

 

ルームメートと何人かでシェアしたこともあったが、あれは楽しかった。

期間限定でいろんな人とシェアリングして暮らすのも楽しいかも。

旅するようにさまざまな場所で暮らしてみたい。



どうしているかな。あなたはどんな暮らしに落ち着いているかしら。

長く旅していると、地味で代わり映えしない暮らしが懐かしくなる。

そして旅から日頃の暮らしにもどると、旅が懐かしくなる。ピウプより。