兼高かおるさんって知ってる?
昔昔、兼高かおる世界の旅という番組があって、
それこそ1ドル360円のレート、海外持ち出し金額も限られているような時代から
ずーっと30年ぐらい続いた長寿番組。
これを見て、私も大人になったらお金を貯めて色んなところへ行くぞ、と思った。
兼高かおるさんの言葉は特定の階級を感じさせるような高貴さ、気品のある、話し方。
その割にはワイルドな行動力と、物おじしない現地の人との会話が、
ギャップ萌えとも言える、魅力にあふれる人だった。
心底世界を飛び回るのが好きで、貪欲に好奇心を満たしてやろうという
気概に溢れていて、再放送されるくらい人気のある番組だった。
彼女の旅は即興というべきか、ある程度大まかなプランは立ててあるのだろうけど、
多少のアクシデントはウェルカムよ、というようなところがとても良かった。
予定調和みたいに、ただただスケジュールをこなす旅は退屈。
だから旅をするにあたってどうやったらワクワク、ドキドキできるか
そんな要点も学ぶことができた。
ただただ物珍しいものを見に行く物見遊山ではなくて、違いすぎる価値観の中に
はまって、同調してみて、溶け込んでみる。
そうしたら自分のことも良く解ってくるだろう。
旅をすれば、困っていれば助けてくれるひともいれば、
騙してやろうというひともいる。
あからさまな差別を感じるときもある。
でも微笑むと、微笑み返してくれる人もいる。
それらを味わえば、日本に旅に来た人たちとも仲良く接することができるだろう。
兼高さんのように余裕の優雅さで、おほほ、御機嫌よう。というのは、真似できない。
今度あなたとぜひご一緒したいのは、
韓国、南フランス、
なぜ其処へ?って思ったら返信してね。
ピウプより。