あなたは何を美しいと感じる?
何か基準にする数値とかそういうものはなくて、
美は無限に広がっている。
美しい何かをあなたも見つけてほしい。
昔々、雨の止んだ小学校からの帰り道で、
アスファルトの水たまりに映った青い空や、
油分が作った虹色のマーブル模様が美しくて。
スローモーションのように動いているのも美しかった。
砂浜で探した美しい宝物は
ピンクの桜貝や
寄せては返す波に洗われて、丸くなったガラス
大切にしていた、あれはどこへ行ってしまったろうか?
あれは誰の作品だったろうか?
暗闇の部屋に入ると、遠くに後ろを向いた人がゆらゆらと動いている。
私がそちらへ近づいていくと、その人も私のほうへ向かって近づいてくる。
しかし正面にきてわたしを見ると、何か言いたげな表情でゆらゆらと立っているだけ。
私がそこから離れていくと、その人も名残惜しそうにまた遠くに去っていく。
まるで悲しい夢をみているような、美しい体験。
それは私の動き反応してプロジェクターが作動し、映像が流れる仕掛けだった。
美しい人は、
その人の瞳から、その人の所作、その人の言葉、
その人のすべてのそれらの連携が美しい。
毎日の中どこかで美しさを感じとってほしい。
ブルース・リーも言っていた。
Don’t think, feel.
あなたのショートストーリーも素敵だったね。
レコードの入っていた空のビニールの袋が美しかった。
何かを美しく感じ、それを共感できればさらに嬉しいな。
ピウプより。