片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

郷愁のお正月

もう去年からは年賀状はきっぱりと出すのをやめた。

年賀状を頂いた人には電話でよもやま話がてら、近況報告をするほうが電話で話をするきっかけになる。

お年寄りはもしかしたら楽しみにされていると気の毒なのでおととしまでは思い出話を書いた年賀状を送っていたけれど、そんな人たちもこの世を卒業されたので、虚礼廃止で年賀状は遠慮させてもらっている。

小学生ぐらいの時は出すのも貰うのも楽しかったものだけれど、大人になると形式的なだけで面倒くさくなってしまった。

まだ頑張っている人、といってもせいぜいが昭和世代の人止まりだろう。

みんなSNSのほうが早くてたった今の情報を伝えられるのだから。

お正月のお祝いでさえ、コロナも手伝ってか廃れた感じがする。

 

今にも続く新日本紀行というNHKの番組がある。

あの番組は子供の頃からとても好きで日本各地のお正月の風景などは興味深いものだった。

冨田勲さんのテーマ曲がとても印象に残るシンセサイザーだったが、日本の郷愁のタップリ詰まった曲だった。

故郷のお正月というのも郷愁となっていくのだろう。

 

むかしむかし年末になるとお母さんが煮物をしたり、着物をだしたり年賀状をかいたり、お年始やお歳暮を贈ったりてんやわんやだった。ピウプより。