片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

四季おりおりのご挨拶

寒い日が続く。ついつい寒い寒いと声に出してしまう。冬は寒いのが当たり前、夏は暑いのが当たり前。それでも言葉に出せば少しは楽になる。知らない人とエレベーターに乗り合わせて、寒いですね~という天候気候の挨拶は無難である。何も言わないよりは何か少し会話を交わせば空気が和む。寒くも暑くもない日は、春先なら暖かくなってきましたね、とか、日が長くなってきましたね、とか。。日本は四季の表現が多いのでありがたい。それでも地球が更年期障害のようになってきて、四季も翻弄されている。。

手紙の冒頭にも四季に応じたご挨拶の格式ある例文がある。こういった格式張った挨拶をするのは何とも気が引けてどうしても使う気持ちになれない。不特定多数の方に出す手紙であっても、なんとも白々しく感じてしまう。私自身がそのような挨拶を自然にできる人物にふさわしくないからだろう。伯爵家の娘さんのような、そんな生い立ちであれば、美しく自然にご挨拶ができるだろう。大時代の小説に出てくるご令嬢のような方なら。

かしこまって手紙を書くような機会は無くなった。昔の人たちのお手紙を書く技術は素晴らしく美しい言葉遣い。お金の無心の手紙なんてのも美文だったりする。ピウプより。