片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

時間表

私の今までの人生に登場していた人物が一人、また一人と逝ってしまう。身近な人が亡くなった時、亡き父は、順繰りだ、とつぶやいていたっけ。年齢が高い人から順番に亡くなっていくんだという意味。去年母が亡くなったころ、小学校高学年の頃お世話になった担任の先生が亡くなっていた。毎年年賀状のやり取りだけ続いていた。

その先生は教育熱心な方で、いろいろなメソッドを考えて生徒たちに実行させていた。例えば時間表というファイルを作らせた。ガリ版でわら半紙(漂白していない茶色の安価な再生紙)に1週間の空白スケジュール枠が刷ってある。毎週のスケジュール管理を子供たちに意識させる。1日のスケジュールは時間ごとの枠になっていてそこに各々の生徒は自分のこれからやることを埋めていく。私は自由時間とか勉強とか食事とか寝るとかまるで授業の時間割のような決まりきった内容を書いていたのがいかにも残念。もう少し具体的に面白く活用できる方法を見つけきれなかった。

社会人になってからはスケジュールを決めていくのは習慣になっている。今1週間タイプのスケジュール手帳を好むのはあの時の習慣からかもしれない。スケジュールに書き込むときに、先生のわら半紙の厚いファイルの時間表を思い出す。

この1年の行動は1週間のパターンがほぼ同じような予定リズムになっている。マンネリにならないよう行動パターンを変えてみよう。ピウプより。