片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

95歳の勇気

子供の頃からお世話になっている伯母のリハビリ病院へ週に一度お見舞いに行く。

丁度その病院方面にヨガレッスンに行った帰りに寄れる病院なので定期的に顔を出せる。

伯母は95歳で4か月前足を骨折してしまい、手術を終えた後、一日4回1時間弱のリハビリを毎日続けてもう3か月になる。

繰り返しの単純なウンザリしてしまいそうなリハビリ運動に気持ちをくさらせずに頑張っているが、いつも明るく元気印の伯母もさすがに気弱になって、涙を流しながら早くあの世に行きたいという言葉が出てくる。

母の時もそうであったのでその気持ちは痛いほど良くわかる。

こんな時は何も励ますことができないけれど、一緒に泣くしかない。

明日の朝死んでいたらいいなと思いながら夜は寝るのよ、という。

そうであればそれも良いよね、と否定はしないことにしている。

長生きをするというのも強い精神力が必要なのだ。

それでも明日は来る。

翌日、あと2週間後自宅に戻れることになったという知らせが来た。

 

明日のことはいつも何が起きるか分からない。ピウプより。