片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

了凡さん

京セラの創業者であった稲盛和夫さんの稲盛塾の講話をユーチューブで聞く。

その講話の中で稲盛さんが袁了凡(えんりょうぼん)さんという昔の中国の方が書いた自叙伝のようなお話を紹介されている。

この講和が好きで折に触れ何度も聞くことにしている。

袁了凡さんは学者の家に生まれ大変優れた頭脳の持ち主であった。

子供の頃、易者に将来そして死までの運命を予言され、その予言された通りの人生を歩んでゆくのだが、了凡さんはある日、良き禅師に巡り合い、人生を宿命の通り生きようとすることを大変に激怒されてしまう。

自分の力で生きていくこと、善い行いを重ね自分の人間性を磨いていくことが運命を切り開いて行くことと悟り......というお話。

そのお話を稲盛さんが実感のこもった話し方でお話しされて、自分に置き換えて考えてしまう。

どんな人でも自分の人生の生き方を想定内の範囲を決めてしまうのはせっかくの自分の人生を作っていく可能性を無駄にしてしまうのではないか。

一日一善でも二善でも、できることを重ねていくこと。

 

良いお話を聞いても、また忘れてしまう。忘れてしまう頃また聞いて、と繰り返し聞き続けていきたい。ピウプより。